2024年12月24日( 火 )

「人」こそ宝~社員にとって居心地が良い会社を目指す

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DAIKOホールディングス(株)

人を中心に据えた経営を実践

HOUSE Market 大野城店
HOUSE Market 大野城店

 DAIKOホールディングス(株)(本社:大分市)は、事業持株会社としての総合外装事業者。グループ内に不動産仲介事業、不動産開発事業を手がける大好産業の「HOUSE Market」、リフォーム・建築施工および管理を手がける「TOMS」で構成されている。

 不動産事業を行う「HOUSE Market」は現在、福岡県大野城市、筑紫野市、佐賀県鳥栖市に事務所を構え、上記エリアのほか、春日市、太宰府市、久留米市、エリアで事業を展開。初めて家を購入される方、建てる方、売却される方に必要な「すべての契約」を援助、サポートするサービスを提供している。(株)大好産業の社員は6割超が20代、30代の社員という若い力にあふれており、2008年の売上高7億3,000万円から19年は19億3,000万円と右肩上がりの成長を続けている。

工藤 英寿 氏
工藤 英寿 氏

 同社代表取締役社長・工藤英寿氏は「当社は人を中心に据えた経営をモットーにしております。我々の最大の価値は『人』なのです」と語る。以前はビジネスモデルを重視した経営戦略をとってきたそうだが、数年前から、社員1人ひとりが主体性をもって働くことができる「風通しの良い組織づくり」を心がけてきたという。

 工藤氏は「人を中心に据えた経営をするようになって『良い人材』が入ってくるようになりました。ここでいう『良い人材』とは仕事ができる、経験がある『優秀な人』と同義ではなく、人間的な魅力にあふれた人のことを指します」とし、「ビジネススキルは経験を積むことで一定のレベルにまで到達させることができます。しかし、人間的な魅力はもって生まれた要素が多く、教育などで、どうこうできるというものではないと思うのです」と話す。

社内をポジティブな言葉で満たす

 同社はたとえ社員の営業成績が悪かったとしても、その社員を決して叱責するようなことはしないという。「社員をネガティブな言葉で追い詰めても、その人にとって何らプラスにはなりません。それよりも、むしろポジティブな言葉を投げかけてあげることで、営業成績が悪い人も前向きな姿勢になれますし、何よりも社内をポジティブな空気で満たすことができます。私が目指すのは『社員にとって居心地がいい会社』なのです」(工藤氏)。

 同社では新入社員を採用するとき、水に向かって「ありがとう」などのポジティブな言葉を投げかけると凍らせたときにきれいな結晶ができる一方、「馬鹿野郎」などのネガティブな言葉を投げかけるといびつな結晶が事例や、果物などにネガティブな言葉を投げかけると痛むのが早くなるエピソードなどを紹介。「社内をポジティブな言葉で」という意識の徹底が社員の定着率の向上、風通しの良い組織づくりなどに寄与しているそうだ。

 「みんながハッピー」という言葉が同社の経営理念。この言葉は社員の口から自然に出てくるまでに浸透し、今では意思決定の際の判断基準にまでなっているという。工藤氏は「名実ともに『みんながハッピー』な会社にするべく、これからも社員とともに歩んでいくつもりです」と力強く語った。

【新貝 竜也】


<COMPANY INFORMATION>
DAIKO ホールディングス(株)

代 表:工藤 英寿
所在地:大分市小池原797-3
設 立:2020年8月
資本金:8,000万円
TEL:097-556-0777
FAX:097-556-0640
URL:http://www.edaiko.com/


<プロフィール>
工藤 英寿
(くどう・ひでとし)
大分市出身。1971年7月8日生まれの49歳。大分商業高校卒業後、同社に入社。サイディング施工の職人を経て、97年から現職。趣味はゴルフ。

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