2024年11月22日( 金 )

【連載】福岡県議・後藤香織の「県政奮闘記」(2)

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県民生活商工委員会になりました!

 5月21日、福岡県議会5月臨時議会が開かれ、後半2年間の常任委員会の委員の選任も行われました。私は「県民生活商工委員会」になりました。県民生活商工委員会は、 NPOなどとの協働の推進、県民の文化およびスポーツの振興、男女共同参画社会の推進、安全・安心まちづくりおよび消費者政策の推進、中小企業振興、観光振興などについて審査・調査を行います。

 会派からは渡邊美穂県議(委員長)、大田京子県議も選任されました。同じ会派の先輩女性議員がいて、とても心強いです! 県民の皆さまの生活向上のため、男女共同参画の推進のため、後半の2年間も委員として精一杯頑張ってまいります。

県民生活商工委員会の委員を拝命。同じ会派から、渡邊美穂県議(委員長・中央)と大田京子県議も

コロナ支援策一覧・福岡市版 ご活用ください

 5月12日に出された福岡県への緊急事態措置を受けた、国・県・市のコロナ支援策をまとめた一覧をつくりました。HPからダウンロードできますので、プリントアウトしてご活用ください。

福岡県議会6月定例会開会

6月定例会が開会
6月定例会が開会

 6月4日に6月定例会が開会しました。もともとは、県民向けの県内観光キャンペーン「福岡の避密の旅」をはじめとする約159億円の補正予算案となる予定でしたが、緊急事態宣言が20日まで延長されたことにともない、約709億円の新たな対策費を増額した約868億円余の補正予算案が提出され、早期議決により、可決されました。

 可決された主なものは下記の通りです。

  • ワクチン広域接種センターを設置 12億6,000万円余
  • 高齢者ワクチン接種を促進 24億4,221万円余
  • 高齢者施設等職員へのPCR強化 5億7,240万円余
  • 県飲食店等感染防止対策承認制度創設 21億8,389万余
  • 福岡県感染拡大防止協力金 580億6,329万円余
  • 失業等により収入が減少した世帯を支援 107億6,319万円余
  • 「新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金(仮称)」を創設 5億4,827万円余
  • コロナ禍で困窮する女性を支援 1,019万円余
  • 飲食店等に家賃支援金を給付 20億891円余
  • 福岡県中小企業者等月次支援金を給付 6億9,507円余
  • 福岡の避密の旅県民向け観光キャンペーン 52億8,096万円

2021年6月定例会・一般質問

 6月15日、「防災対策の強化について」質問しました。以下、概要です。

(1)    室見川の浸水被害防止

6月15日、「防災対策の強化について」質問
6月15日、「防災対策の強化について」質問

 福岡県は4年連続豪雨に見舞われ、2017年の九州北部豪雨、令和2年7月豪雨では県内に大きな被害を与えました。この梅雨の時期、河川沿川に住む県民の皆さんが河川の氾濫に不安をもつことなく、安心に過ごせるよう、室見川における浸水被害防止の取り組みについて聞きました。

 室見川は、県管理の2級河川であり、過去に1963年の福岡大水害で、河川が氾濫し、周辺地域に大きな被害をもたらしました。これを受け、県では、1963年度から68年度にかけて河川改修を実施しており、それ以降、氾濫はしていません。しかし、近年の気候変動もあり、2018年7月豪雨時には、もう少しで氾濫というところまで水位があがりました。その後の大雨でも氾濫危険水位を超えるほどの水流が確認されています。

 こういった状況であるにも関わらず、室見川は、洪水等による災害発生の防止または軽減など、河川整備の方向性を示す「河川整備基本方針」と、これに基づき、実際の河川工事の種類や施工場所など具体的な計画を示す「河川整備計画」が未策定であり、1968年以降、約50年間で一度も河川改修が行われていません。

●早急な河川整備方針の策定が必要ではないか
●室見川の河川整備方針について、2018年9月以降の進捗状況はどうなっているのか

 ⇒ 河川整備基本方針は、河川の治水、利水、環境に関する長期的な整備の方針で、河川法上定められたものであり、大変重要であると考えている。県内現在52水系のうち、18水系で策定済みであり、室見川を含む5水系について、策定作業を進めている。平成30年9月以降の室見川水系の進歩状況は現在、国土交通省と協議を行っているところであり、今後もしっかり取り組んでいく。

(要望)人命を守るためにも、室見川の河川整備基本方針と、それに基づいてつくられる河川整備計画の早期の策定、および引き続きの浚渫工事を要望。

 今後の流域治水における考え方、市町村との連携についても合わせて聞きました。2021年度末には流域治水プロジェクトが策定されます。この流域治水の推進をはかりながら、河川整備も進めていくとのことでした。

(2)避難所運営の在り方

 避難所において配慮が必要、かつ避難を躊躇する可能性が高い女性や子ども、ペットなどの対応などについてお聞きしました。避難所での女性や子どもに対する性被害も含めた暴力防止など、避難生活における女性の安全・安心の確保のための取り組み、ペットの同行避難を推進していく取り組みについて聞き、知事からは「取り組みを促していく」旨の答弁がありました。

 全文については、私のHPに掲載をしています。ぜひご覧ください

『パリテウェーブfrom福岡』第5号 絶賛発刊中!

 福岡で女性議員を増やす意義を広げるフリーペーパー『Parite wave from FUKUOKA』の第5号が発刊中です。6月16日は、県議会の昼休みに編集長の山川美幸さんが来てくれました。県議会の女性議員、民主県政クラブ県議団の県議の皆さんに配布させていただきました。

 今号は、私と同じ女性のための政治スクール一期生で先日、那珂川市議選で2位当選した稲生茉莉子さんの特集や、上智大学・三浦まり教授の候補者男女均等法の展望などが載っています。福岡県内で23年統一地方選までに予定されている市町村議会議員選挙も紹介しています。

 『Parite wave from FUKUOKA』にご興味をもたれた方は、ぜひお声掛けください。お送りさせていただきます。

『Parite wave from FUKUOKA』の編集長、山川美幸さん(右)と
『Parite wave from FUKUOKA』の編集長、山川美幸さん(右)と

福岡県議会6月定例会・閉会

 6月23日に、福岡県議会6月定例会が閉会しました。最終日にも、美容師や飲食店の従業員などにワクチンの優先接種を行う費用などを盛り込んだ補正予算案が提出され、即日可決しました。

生活衛生関連業に従事する方へのワクチン優先接種を実施(12億9,170万9,000円)
〈対象者〉理容・美容、旅館・ホテル、飲食店などの生活衛生関連業に従事する方(県内全域)
〈設置か所〉県内8カ所程度。「筑紫・粕屋・糸島」「宗像・遠賀」「嘉穂・鞍手・田川」「北筑後」「南筑後」「京築」「北九州市」「福岡市」の各地区に1カ所 ※「北九州市」および「福岡市」以外については、保育士等への優先接種と同一の会場を使用
〈設置時期〉7月下旬から約3カ月(予定)
〈接種規模〉約12万人分

福岡県感染拡大防止協力金(427億1,979万1,000円)
福岡県中小企業者等月次支援金(4億6,163万4,000円)

 調査特別委員会が開かれ、正副委員長の互選もありました。私は「ワンヘルス・地方分権調査特別委員会」の副委員長になりました。特別委員会の内容については、また改めてご紹介いたします。会派の「ジェンダー委員会」の事務局長も仰せつかりました。

 任期半分を過ぎ、新しい体制となる節目の6月議会でした。明日からも9月議会に向けての調査・研究や、地元早良区の皆さんのお声をしっかり聞き、頑張ってまいります。

同じ会派の女性議員と
同じ会派の女性議員と

後藤香織後藤香織オフィシャルブログ
福岡県議会議員 後藤香織の『ママチャリ奮闘記』 
後藤香織 (福岡県議会議員・早良区選出・立憲民主党)Twitter
@gotokaorisawara

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