「指定成分」含む健康食品の健康被害、2021年上半期に100件超
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厚生労働省がこのほど公表した資料から、「指定成分」を含む健康食品による健康被害が、2021年上半期に100件を超えたことがわかった。
指定成分は健康被害が出やすく、安全性の確保でとくに注意が必要とされている。現在のところ、「コレウス・フォルスコリー」「プエラリア・ミリフィカ」「ブラックコホシュ」「ドオウレン」の4成分がある。
指定成分を含む健康食品による健康被害は、今年1月~6月(7月7日現在)までで合計102件を数えた。内訳はコレウス・フォルスコリーが70件、ブラックコホシュが21件、プエラリア・ミリフィカが9件、プエラリア・ミリフィカ+ブラックコホシュが2件。
男女別で見ると女性が96人に上り、ほとんどを占める。年代別では40代(29件)、50代(21件)、60代(12件)、30代(11件)の順に多い。
主な症状は、コレウス・フォルスコリーが下痢・腹痛・かゆみ・発疹、ブラックコホシュが胃痛・かゆみ・発疹など。プエラリア・ミリフィカは不正性器出血、月経不順といった生理作用に関する症状が報告された。
指定成分を含む健康食品については、改正食品衛生法により昨年6月1日から、事業者に健康被害情報の届出を義務づけている。
【木村 祐作】
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