2024年12月24日( 火 )

【読者からの投稿】医師会は垣根を越えたコロナ対応を

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 オーストラリアのように入国時に自国民に対しても厳しい対応をする国もあるのに、日本の防疫はなんとも緩い印象です。

 飛行機でどこでも移動できる時代に島国の安心感などは通用しません。日本の対策を見ていると、なんだか時代遅れの空気を感じてしまいます。

 「医療資源があるのに、わざわざ、医療的に環境の悪い体育館に臨時病床をつくる必要性などはない。検討する予定もありません」(東京都感染症対策部)。

 この行政の説明は、本当に意味不明ですね。医療資源を提供できる場所がないから野戦病院(臨時施設)をつくれという話なのです。

 ここ数年か、「質問に対してまったく答えになっていない」ものが多すぎるし、それで許されていることが意味不明です。こんな輩が民間にいたら即クビか配置転換だと思いますが・・・。

 そこの政治家たちと行政のお偉いさんよ!医療も行政も現場がどれだけ疲弊しているのか肌感覚で、わかっていますか?「まともに答えず、質問に対して はぐらかすことが我々の仕事です。我々公務員はつつがなく給料をもらえますので、都民が何人死のうが、飲食店が何件つぶれようが、知ったことではありません」と考えているのではないですか。野戦病院なんかつくると余計な仕事が増えるだけで自分の給料は増えませんから、面倒だ!とでも思っているのでしょうか?

 おそらくですが、医療崩壊をしている映像や写真を残さないためなのかと勘繰りたくなります。野戦病院の映像は医療崩壊が一目でわかる歴史的資料にもなるし、海外に流出すれば五輪で医療崩壊したと報じられます。

自宅にとどまらせておけば、医療崩壊していると一目でわかる映像的資料はつくれません。

 日本に医療資源(病床ベッド等)があるのは間違いない事。それを強制的に新型コロナ患者用に使うことができないのが問題なのです。

 今後は大幅に予算を拡充し、自衛隊病院の病院数、機能を強化して、非常事態時には先頭に立って対応してもらうようにすれば良いのではと思います。

 「医療資源=施設」なら十分にあります。世界一の病院数で医療施設も世界一。しかし「医師数・看護師数」は、人口あたり世界で55位です。こんな少ない人数を多くの施設に分散配置しているのでは、融通が効かないのも当然でしょう。まして、各々の医院などは整形外科・眼科などと専門医で縦割りのような状態なのです。

 どうやって緊急医療施設に配置するかを医師会が垣根を越えて、示すべきだと考えます。高みの見物・要求だけでは許されないでしょう。そして、政府には強制力をもたせるべき(法律改正)だと思いますが・・・。

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