2024年12月24日( 火 )

唐津バイオマス発電所、レノバが最終投資決定~「地域および経済の活性化に貢献する」

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 2019年7月の稼働を目指していた唐津バイオマス発電所だが、ボイラーの冷却方法変更により稼働が遅れている。現在、(同)唐津バイオマスエナジー(東京都中央区)が事業主体となり、(株)レノバ、東邦ガス(株)、JA三井リース(株)、(株)イノセントの出資により24年12月の運転開始を目指し、造成工事を行っている。

 再生可能エネルギー事業を手がけるレノバ(東京都中央区)は8月31日、唐津バイオマス発電所についての最終投資決定を行ったと発表。あわせて金融機関との間で融資関連契約を締結し、プロジェクトファイナンスを組成したことも発表した。

 レノバは運転中の秋田バイオマス発電所、苅田バイオマス発電所のほか、石巻ひばり野バイオマス発電所、仙台蒲生バイオマス発電所、御前崎港バイオマス発電所、徳島津田バイオマス発電所を建設中。レノバは「これら国内6カ所の発電所運営・建設の知見をいかし、唐津バイオマス発電所の開発を進めてきた」とし、「発電所の建設および事業運営を通じて、雇用の新規創出などを中心とした地域および経済の活性化に貢献し、地域との協創に取り組む」という。

 唐津バイオマス発電所の設備容量は49.9MW、想定年間発電量約350,000MWh(一般家庭約11万世帯の年間電力使用量に相当:レノバ調べ)。

 同社の21年3月期連結決算は売上収益205億5,300万円、当期純利益115億700万円といずれも過去最高を更新。22年3月期は売上収益300億円、当期純利益51億円を見込んでいる。

造成工事が行われている唐津バイオマス発電所
造成工事が行われている唐津バイオマス発電所

【新貝 竜也】

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