2024年09月28日( 土 )

油山市民の森リニューアル、事業者を公募へ

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 福岡市は、「油山市民の森等リニューアル事業」の事業者を公募する。同事業への参加表明書などの提出期間は、2021年11月18日(木)~12月3日(金)までとなっている。

 市では、油山市民の森と油山牧場を通じて、市民が身近で、気軽に森林体験ができる空間創出に取り組んでいる。そうしたなかで、19年度に油山市民の森が開園50周年を迎えたことを契機に、両施設がこれから先の50年も市民に親しまれるようにするためのリニューアルを決定。
 リニューアルを通じて、両施設に求められている新たな市民ニーズへの対応、SDGsの視点を踏まえた森林や農地といった、多面的な機能の発揮を目指す。両施設の概要は以下の通り。

油山市民の森 油山牧場 概要

 油山市民の森は、現在バンガロー15棟やテントサイト(21区画)があり、森のなかでのキャンプ体験やバーベキュースペース、また、一周約3.4kmのハイキングコースとして親しまれているほか、油山に生息する動植物とのふれあいを通じた自然体験プログラムなども実施されており、子どもから大人まで、幅広い層が利用している。
 19年度の利用客数は累計18万人で、全体の67%(12万人)が土日の利用となっているほか、季節で見ると、春と秋の利用者が多い。

 油山牧場は、ローラー滑り台などを設置した「ふれあい広場」のほか、搾乳や乗馬など、牧場ならではの体験を提供する「ふれあい体験エリア」も整備されており、観光牧場として親しまれている。
 19年度の利用客数は累計36万人で、全体の75%(27万人)が土日の利用となっているほか、油山市民の森同様に、春と秋の利用者が多い。

左:搾乳体験の様子  / 右:子どもたちが楽しめる遊具も充実
左:搾乳体験の様子  / 右:子どもたちが楽しめる遊具も充実

 市では、民間活力の導入によって、両施設のポテンシャルをいかしたジップライン(※)などのアクティビティサービスの拡充や、時代のニーズに合わせた設備の刷新、老朽化した施設の更新などを実施し、魅力的な交流拠点としての再生を図りたい考えだ。

※ジップライン:架け渡されたワイヤーロープを滑車で滑り降りる遊び。

▼その他詳細はコチラ
福岡市 油山市民の森等リニューアル事業の事業者公募について

【代 源太朗】

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