当たり前に取り組んできた結果 SDGs6項⽬認定
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(株)コミュニティサービス 代表取締役 樫山 司 氏
マンション専業の管理会社として設立し その業務を第一線で担ってきた企業
マンションは管理を買えといわれる。清掃や補修が完璧であれば、たとえ築年数が経過しても良質な物件として価値が維持されるからだ。今から40年以上前にマンション専業の管理会社として設立された(株)コミュニティサービス(創立時の社名は「新生ビルサービス」)は、その業務を第一線で担ってきた企業である。
「いったん管理を任されれば、とても長い付き合いとなります。その場しのぎの対応では絶対に通じません」。代表取締役・樫山司氏は、顧客の信頼を得るための不断の努⼒の⼤切さを語る。
20年以上前からNotes(ノーツ)と呼ばれる独自のマンション管理システムを導入し、管理に関わるあらゆる情報を蓄積・一元化、社内で共有する環境をつくり上げてきた。建物や敷地の現況、入居者情報、工事履歴、マンション保険の状況、災害対応、近隣クレームなど、業務に関わるありとあらゆる情報をリアルタイムで確認できるNotesの存在感は圧倒的だ。蓄積された過去の記録は、長期修繕計画の策定や社内教育にも応用できる。近年、システムに手を加え一段と時代に即したものにブラッシュアップしたというから、その優位性にさらに磨きがかかったところだ。
これからも安心・安全・快適を基本に 暮らしの環境、社会づくりを目指す
さて、そんな同社が掲げるSDGsだが、事業に直接関わる「住み続けられるまちづくり」にとどまらない。まずはSDGs認証支援型の私募債。子ども食堂応援私募債「希望の環」を発行し、それを通して地域社会への貢献をはかる。社内においては結婚・出産後に復職しやすい環境づくりに努め、すべての社員がワークライフバランスを保って活躍できるよう気を配る。また、仕事の効率を上げること、仕事環境を整えることを優先し、定年後の再雇用や高齢者の雇用も積極的に採用。人材が末永く充実した人生を送れる体制を整えているそうだ。SDGsに結びつくこうした取り組みに対し、(公財)九州経済調査協会から6項目の認定を受けたが、私募債を除けば以前から当たり前に取り組んでいたことだという。
福岡・佐賀・熊本で棟数240棟、戸数1万2,000に上る管理実績をもつコミュニティサービス。樫山氏は「これからも安心・安全・快適を基本に、より良い暮らしの環境、社会づくりを目指して、事業活動を推進していく」と力強く語る。
<COMPANY INFORMATION>
代 表:樫山 司
所在地:福岡市中央区天神5-10-11
設 立:1978年12月
資本金:3,000万円
TEL:092-781-7770
URL:https://community-service.co.jp
<プロフィール>
樫山 司(かしやま つかさ)
1984年、東海大学工学部経営管理学科卒業。85年に前身である新生ビルサービス(株)に入社。92年、同社取締役就任。96年の社名変更と同時に代表取締役に就任。関連キーワード
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