住みよいまちづくりを目指す 九州をけん引する福岡県へ
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福岡県議会議員 りゅう 和彦 氏
ふるさとは大都市・福岡市中央区
発展を続ける160万都市・福岡市の中心部、中央区。九州最大の繁華街である天神地区では大規模な再開発構想「天神ビッグバン」が着々と姿を現し始めているが、地価の上昇にともなうドーナツ化現象も進んでいる。そんな中央区選出の県議会議員であるりゅう和彦氏は、中央区で生まれ育ったからこその視点を県政に反映させようとしている。もっとも、福岡市は県とほぼ同等の力を持つ政令指定都市ということもあって存在感を示すのはなかなか難しい。県議会にしかない権限をいかしながら県議としてふるさと・中央区をどう住みよいまちに変えていくのか。難しい課題だが、1期生とはいえ長年秘書として故・山崎広太郎氏(元衆院議員、元福岡市長)に仕えた経験があるため、政治の勘所は熟知しているつもりだ。
福岡市の勢いを県全体、九州に広げたい
りゅう県議が大事にし、県政に反映させたいのは3つの視点だ。1つ目は「住みよいまちづくり」をどう実現するか。りゅう氏は中央区赤坂に生まれ、福岡城下の大手門で育った。東京で東日本大震災を体験した経験から、都心部ゆえの災害に対するもろさを危惧している。「大規模マンションが多く、転勤族も多いためにコミュニティーが分断されて機能しない可能性があります。市と協力しながら、大濠公園などの広い場所を使った防災計画を準備したい」。2つ目の「独居老人サポート」も、中央区の人口減少を知るからこその視点だ。「残念ながら孤独死する方もいらっしゃいます。地域全体でどう見守るのか、これも市との共同作業になるでしょう」。
3つ目は、九州全土を俯瞰した視点で、「九州を盛り上げる県政」を実現すること。福岡市の隆盛に引っ張られるかたちで、福岡県は全国でも珍しい人口増加を続ける県として全国的にも注目を浴びている。しかし九州他県に目を向ければ、九州新幹線開通によるストロー現象で福岡市に人口を吸い上げられ、日増しに衰退する地域の姿が浮かび上がってくる。経済規模も縮小の一途で、少子化も相まって未来を描けない自治体がほとんどだ。
「福岡県内においても福岡市のひとり勝ち状態で、県全体が潤っているとは言い難い状態。福岡市の勢いを県全域に行き届かせ、さらに九州をけん引していけるような、そんな福岡県にしたいと考えています」(りゅう県議)。
政治姿勢は、長く秘書として仕えた故・山崎氏から受け継いだ。自民党公認を得たものの、2019年の選挙では党本部から「自力で勝ち上がってこい」と檄を飛ばされたという。1期目も折り返し地点を過ぎた。初心に戻って、生まれ育った地元の声をすくいあげるため、日夜福岡のまちを駆ける。
<INFORMATION>
代 表:笠 和彦
所在地:福岡市中央区大手門3-14-1 上原ビル1階
TEL:092-753-947
URL:https://ryu-k.net
<プロフィール>
笠 和彦(りゅう かずひこ)1974年生まれ。福岡市中央区出身。市立赤坂小学校卒。市立警固中学校から九産大附属九州高校を経て1995年に麻生ビジネス専門学校卒業。井手勝美県議秘書、衆議院議員山崎広太郎秘書、山崎広太郎福岡市長秘書。自民党参議院議員の公設第一秘書。(株)シー・アール・シーに入社、日本衛生検査所協会へ出向。2019年、県政への挑戦を決意。関連キーワード
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