2024年11月20日( 水 )

新刊『コロナ騒ぎ 謎解き物語2――[メディア批判] 朝日から赤旗まで、私たちはガリレオの時代に戻ってしまうのだろうか』の出版にあたって(後)

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国際教育総合文化研究所・所長
寺島 隆吉 氏

読後レポート『コロナ騒ぎ 謎解き物語2』(2)

3.何が痛快で、どこがコロナの真実検証なのか

 この本が痛快だったのは、次の点だ。

 私たちのような平凡な人間が、新聞などのワクチン記事を読んだとき、「この情報正しいのかな」「こんな書き方はワクチンに疑問をもつひとにたいして不利で差別につながるな」と思っても、なかなか新聞社に抗議したり反論するだけの論評を書くことができない。

 だから、ますますマスコミは何の検証も無しに、世論に高評価を得たいための記事を次々と載せていくのだと思っている。

 しかしこの本では、『赤旗』『長周新聞』『中日新聞』『朝日新聞』のコロナに関する記事を徹底的に検証し、いかに愚論であるかを証明し、一刀両断しているところが、痛快なのである。

 この本の著者である寺島隆吉先生は、『長周新聞』に2016年から15以上もの記事や書評などを掲載している。にも関わらず、そのような新聞すら忖度せず、コロナ記事について『長周新聞』を真っ向から批判している。

 しかも、それぞれのメディアを批判するために、おびただしい数の論文や評論を検証し、それらの論文や評論の出所や著者を明記して批判を展開している。また、それらの論文や評論は、すべて外国においても有名な実績や肩書きのある人のものばかりで、世にいうフェイクニュースの類いでは一切ない。

 たとえば、弁護士RFKジュニア(暗殺されたケネディ大統領の弟であり、ケネディ政権下の司法長官だったロバート・ケネディの子息)、モンタニエ博士(パスツール研究所でHIVの発見の功績で2008年にノーベル生理学・医学賞授与されている)、ロバート・マローン博士(mRNAとDNAワクチンの中心的な技術基盤を発明した人物)、などの方々が、コロナについて研究し警告している論文などである。

 しかし、「ビル&メリンダ・ゲイツ財団の傘に隠れてそれらの人物を酷評し、私たちの安全性を脅かし多くの死者が出ているにも関わらず儲けを優先しているメディア」を、この本は突き止め痛烈に反論している。

 また、大村智博士(2015年にノーベル生理学・医学賞受賞者)によって開発されたイベルメクチンが、如実に効果を発揮している国々の図表を示して、安価で安心安全な抗ウイルス薬として人々の手に入るよう願って書かれている部分は、『謎解き物語1』よりもさらに実証が増えていて、これでも国の認可が下りないのであれば、日本という国も終わりだと感じさせられる。

 最後に、この本の特徴として、各節の終わりに「この節のキーワード」を載せている。読者はそのキーワードを見れば、著者が大切にしたい内容が思い出されるだけでなく、記憶にも残りやすい。さらにそれらのキーワードから、自分でさらに調べることができる。

 また、本に掲載しきれない多くの記事すべてのURLがそのつど本文に載せてあり、読者がすぐにその記事を読んで確認できるようにしてある。読者は実際にその記事を読み、自分で検証できるから、著者は嘘を書くことができない。だからこの本は、すべてが真実だといえる。

 著者は「翻訳NEWS」の存在にも折りについて触れているが、多くのメンバーが支える「翻訳NEWS」では、各メンバーが寺島先生から依頼された新記事を翻訳するたびに、記事の感想を添えている。

 その感想の1つ1つが、驚き、発見、疑問、懐疑などで、とても率直な意見がこのコロナ騒ぎに新風を吹き込むようで、記事の新鮮さや真実味が伝わってくる。

 だから『謎解き物語2』の出版以降も、ブログ「百々峰だより」や「翻訳NEWS」を読んでいきたいと思っている。たとえば最近のものは下記の「百々峰だより」(2021-12-30)に載せられているので時間と興味のある方はぜひのぞいていただきたいと思う。
http://tacktaka.blog.fc2.com/blog-entry-509.html

4.おわりに

 コロナが徐々に終息するに従って、私たちはもとの生活に戻っていくだろう。

 しかし今回のような政府による外出制限、それにともなう経済の混乱、弱者切り捨ての社会、メディアによる情報操作、教育のIT化、製薬会社の巨額儲けなどに多くの人が気付かず、知らぬ間にすり替わっているような世の中になるのではないかと心配している。

 だから、『コロナ騒ぎ謎解き物語1・2』を、ぜひ多くの人に読んでもらいたいと思う。この本は、一部の人の金儲けによって真実がねじ曲げられ多くの人が犠牲となって死んでいく恐ろしい世の中に、大きな警鐘を鳴らす本だと信じるからだ。

(了)


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