経営の“落とし穴”ってなに?
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富士経営グループ
社長にとっての経営の「落とし穴」とは、まさに経営危機そのものだ。経営危機に際しては、落とし穴と同様に突然、事態が一変するまで気づかない社長も多い。穴の深さや会社の経営状態などによって、軽傷で済む場合もあれば単純骨折や複雑骨折となってしまうケースもある。
各企業の転落から再生まで
(株)富士経営の代表取締役・崎田松男氏は、これまでに自身が手がけてきた数々の企業再生の“現場”について、書籍化する動きを始めており、『できる社長も落とし穴がお好き(仮)』(上・下)として発刊する予定だ。上巻では「単純骨折」経営、下巻では「複雑骨折」経営からの再生過程についてノンフィクション形式で記述している。
単純骨折経営とは、一種の経営危機ながら病状が比較的軽く、原因をつかんで適切に対応すれば治療可能な状態をいう。もっとも当初、単純骨折だったとしても、対応や処置などを怠ってしまったがゆえに、悪化してしまうことも多々ある。
複雑骨折経営とは、病状が重い経営危機であり、治療箇所が多岐にわたって絡み合っている状態である。この状態からの経営の立て直しは、難しいことも多い。
崎田氏は「経営の落とし穴に入ろうとしている人、すでに入っている人、落とし穴を知らない人などすべての経営者に通ずる書籍にしています。日本経済を支えている中小企業には、大手に頼らずに自力で不況を乗り切れる力が必ずあります」と力強く訴えている。
<著者紹介>
崎田 松男(さきた・まつお)
1942年生まれ、佐賀県伊万里市出身。富士経営グループ代表。地元銀行へ入行後、電材商社に転職、在職中に福岡大学商学部二部で学ぶ。76年10月(株)富士綜合経営センター(現・(株)富士経営)を設立。長年にわたり、財務を中心とした中小企業向けの経営コンサルティング事業を手がけ、改善指導した企業数は650社を超える。“現場第一”の実践的な経営指南と、再生にとどまらず発展も視野に入れた総合的な支援は、業界内外から高い評価を受けている。法人名
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