西友、ウォルマートから独立1年　低価格一辺倒から脱却

　西友は3月1日、米ウォルマートから独立して1周年を迎えた。新体制は3月末でウォルマートカードとの提携を解消し、”脱ウォルマート”を鮮明にしている。会社形態も変則的な合同会社から株式会社に切り替えた。ウォルマート流の低価格路線から品質・サービスも重視する方向に転換を図っていく方針だ。とはいえ、新路線で収益を上げられるかどうかは見えない。

　ウォルマートとセゾンカードとの提携解消にともない、カードによる購入額に対し毎日3％、月3～5日5％を割り引くサービスを打ち切る。代わって楽天のポイントカードを4月下旬から導入する。楽天はグループ会社を通じ西友の親会社西友HDに20％を出資するともに、ネットスーパー会社を共同出資で設立している。

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