2024年11月23日( 土 )

新大村駅前開発、大和ハウスグループが大村市と基本協定締結

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 大村市(長崎県)植松3丁目で建設工事が進むJR新大村駅。駅前では、9月の西九州新幹線開業にともない、「新大村駅周辺土地区画整理事業」が進められている。同事業を手がける大和ハウス工業(株)、(株)日本エスコン、(株)イズミ(以下、大和ハウス工業グループ)は、大村市と基本協定を締結。新大村駅前を舞台に、新たなまちづくりが本格始動する。

 大和ハウス工業グループが提案するのは、新幹線をはじめとする交通機関の結節点となる立地を生かしたまちづくり。開発エリアは「都市型住居ゾーン」「沿道商業ゾーン」「生活充実型ゾーン」に大別され、ゾーンごとの特性を生かして、地域住民や遠方からの来訪者の利便性向上を図る。

新大村駅前開発(完成イメージ)
新大村駅前開発(完成イメージ)

 都市型住居ゾーンでは、ファミリー世帯をターゲットにした2棟で構成する総戸数174戸(3LDKが主)の分譲マンションを開発。全住戸に1台分の駐車場を確保するとともに、共用部にコワーキングスペースを設置する。

 沿道商業ゾーンでは、イズミが運営する総合スーパーマーケット「ゆめマート(仮)」が大村市に初出店するなど、主要幹線道路からアクセスできる利点を生かし、生活必需品を扱う店舗を集積する。

 生活充実型ゾーンでは、多様化するライフスタイルに対応するため、生活雑貨店などの商業施設を誘致。交通利便性の向上のため、タクシー乗り場や電気自動車の充電スタンドなどを設置し、快適な移動手段の確保もサポートする。

 また、大和ハウス工業グループが先導する格好で、エリアマネジメント組織の組成、活動場所の提供なども行う。2023年3月に土地譲渡契約の締結、同年4月に全施設着工、24年秋頃の竣工を予定している。

■新大村駅前市有地開発事業の概要
<所在地>
長崎県大村市植松3丁目
<交通>
長崎自動車道「大村インターチェンジ」から約1km、長崎空港から約4km
<敷地面積>
約2万5,400m2
<総工期>
2023年4月~24年秋
<事業主体>
大和ハウス工業・日本エスコン・イズミ

【代 源太朗】

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