【特別独白】懺悔録(ざんげろく)~ロイヤルボックス・藤堂和子との日々
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運命の糸は思いのほか細く、そして切れやすい。その糸がもつれ、ほぐれつつ、さまざまに絡みあって織りなすタペストリーに描かれるのははたして……。糸と糸が交差した「点」を境に、坂道を転がり落ちるがごとく暗転を始めることも世の常。企業の命運もまたしかり。中小企業の場合は経営者と一連托生、企業は生き物のごとく鼓動しながらも突然死の可能性すら秘める。「出会い」がもたらした悲喜劇が、売上高60億円超を誇った絶好調企業を翻弄した有り様は、人生劇場そのものなのか。
データ・マックスから4月発刊予定、注目の独白録『懺悔録』から抜粋して、一部を公開する。
邂逅~藤堂和子とデヴィ夫人
「あら!西川さん、お久しぶり。あんた元気しよったと?」
コロナ禍第2波が猛威を振るっていた2020年夏、ある日の夕刻。その日、西川貞紀氏(72/以下、年齢は2022年3月時点)は顧客とともに福岡市中央区内の有名寿司店「Y」を訪れていた。
いつものようにしたたかに酒を酌み交わして盛り上がっていたちょうどそのとき、西川氏は突然、聞き覚えのある声が自分を呼ぶのを聞いた。
――(『懺悔録』から抜粋)――
「汚れ」仕事~工藤會対策
――(中略)――当時、北九州は地元に事務所を構えている業者でなければ工事ができないというある種閉鎖的な都市でしたが、私は県議会議員の●氏や建設会社●(本文中では実名)組の班長をしていた方、そして同じく●(本文中では実名)組の専務の方からかわいがられて、工藤會の――(中略)――警察力が強くない時代にはいわゆる「極道」が必要悪として許容されていました。福岡においても工藤會、道仁会、福博会など、有力な組の幹部とのつきあいは土木をやっている以上は普通にありましたので
――(抜粋終わり)
〈お知らせ〉
データ・マックスでは4月、矢西建設(株)の代表である西川貞紀氏の独白をまとめた『特別独白“懺悔録”ロイヤルボックス・藤堂和子との日々』を発刊します。ロイヤルボックス・藤堂和子ママとの日々を含め、昭和から平成にかけての土木建設業がいかに反社会的勢力と密接な付き合いをしてきたのかなど、“裏の裏”までを赤裸々独白。業界関係者からマスコミ関係者まで、必読の書です。購入希望の方は下記までご連絡ください。
[目次](予定)
■邂逅~藤堂和子とデヴィ夫人
■前史~矢西建設はこうして生まれた
■重機の鬼
■「汚れ」仕事~工藤會対策
■藤堂和子との出会い~同和団体との関係
■そして誰もいなくなった
~矢西建設70年の終焉
■他人の財布に頼る親子
■チェンジ~反転攻勢
■法廷闘争
■付録/矢西建設・調査レポート/
『I・B』掲載記事まとめ など[問い合わせ先]
データ・マックス 調査事業部
担 当:鹿島、内山
TEL:092-262-3388法人名
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