【文喫】全国展開へ向けた子会社設立へ～日販

　日本出版販売（株）（以下、日販）は20日、100％子会社として「（株）ひらく」を設立した。

    日販は1949年の創業以降、出版取次の大手として全国の出版社と書店・コンビニエンスストアを繋いできた。また、「人と本屋をつないでいく」をコンセプトに、「文具女子博」などのイベント開催や「和多屋別荘」（嬉野温泉）などにおいて新たな読書空間のプロデュースも手がけてきた。

    今回の新会社設立の目的は「プラットフォーム創造事業の推進」。同社は本や書店から拡がる豊かな場を創造すべく、事業を行ってきており、それをさらに推進しようというものだ。2018年12月にオープンした「文喫　六本木」は入場料のある本屋として話題になり、21年3月には福岡で「文喫　福岡天神」をオープンさせるなど、新たな本屋の在り方を提案し、形にしてきた。

　同社は今後、「文喫」事業、プロデュース事業、公共プレイス企画事業を新会社に移管、事業を拡大させていく方針だ。

【杉町　彩紗】

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