【独裁者プーチン・グローバル化を”破壊”(2)】ユダヤ人と日本人(前)
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5月9日の戦勝宣言はあり得ない
一部マスコミはプーチンが「5月9日(対ナチスドイツ戦勝記念日)に勝利宣言する」可能性を報じている。しかし、いかにフェイクに長けたプーチンでも勝利宣言はできまい。もし勝利宣言をするのであれば、ウクライナ戦線をいかに捏造して発表するかが見ものである。情報をシャットアウトされているロシア国民であっても、勝利について疑問視する者が相当数いるだろう。
仮に何かを宣言するとすれば、これも一部報道にあるように、「ウクライナ侵攻が重大な局面を迎えており、ロシアは強力な軍隊の再編を強いられている。ゆえに『国民総動員令』を発令する」という宣言になると予測する。そうなるとウクライナ侵攻の長期化が決定的となり、より強力な兵器が使用される。
一方のウクライナも反転攻勢に転じると公言している。なぜ攻勢に転じられるのか。それはアメリカ、イギリスなど各国による強力な武器支援体制が整ったからである。
長期戦になった場合、ロシアとウクライナのどちらが不利かというと、間違いなくロシアだろう。長期戦になればなるほど、ロシア国民の生活にしわ寄せがきて、プーチン独裁政権への不満が高まってくる。プーチンには時間が残されていないのだ。
迫害されるユダヤ人
ユダヤ人はかつて、現在のイスラエルがある地域から追い出され、主にヨーロッパ、中近東などでの放浪生活を余儀なくされた。普通ならば、これで民族は消滅するはずである。しかし、ユダヤ人は定住した地域でビジネスセンスをいかんなく発揮して「影の支配者」となった。
4年前、バルト海の小国・リトアニアを視察訪問した。ソ連がリトアニアの侵略を開始した1939年当時、リトアニア経済の60%をユダヤ商人・経営者たちが占めていたそうだ。おそらく第一次世界大戦末期のロマノフ朝時代においてもユダヤ商人たちがロシア経済を支配していたに違いない。
世界各地でユダヤ人が迫害されてきたのは、この民族の優秀さ、さらには財力の豊かさが背景にある。ヒトラーも然り、ドイツ国内でもユダヤ人の経営力は相当なモノだった。
プーチンがユダヤ人のパワーを明らかに
ロシアの新興財閥である「オリガルヒ」のなかに、ユダヤ系の財閥がある。プーチンは自身による独裁政権が強固になるにつれて、このユダヤ系新興財閥の存在が鬱陶しくなってきた。このオリガルヒの謎の死が相次いでいる。これもユダヤ民族抹殺の一形態かもしれない。
読者の方々は、このレポートの狙いがわかったと思う。ウクライナ経済の中枢を握っているのはユダヤ人実業家たちである。プーチンのウクライナ侵攻の真の狙いは、ユダヤ人によるウクライナ経済支配の打破、一掃なのだ。
かつてのユダヤ人は、ある意味では「影の存在」に徹していた。しかし、今回のウクライナ侵攻においては、ユダヤ人勢力が表舞台に登場する勢いだ。プーチンも厄介な相手を敵に回してしまったものだ。ユダヤ人の実力を白日の下にさらすことが、プーチンにとって吉とでるか凶とでるか注目していきたい。
(つづく)
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