劇団わらび座 東京公演で復活の狼煙
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劇団わらび座のミュージカル「いつだって青空」の東京公演が18、19日に開催された。「いつだって青空」は、日本の女子体育教育の母・井口阿くり(いのくち・あくり)をモデルにした物語。女子体育教育の黎明期の人々が挫折と向き合う姿やダイバーシティ(多様性)の模索、戦争の残酷さに直面する姿などが結晶化されている。
(株)わらび座はコロナ禍により昨年破綻を余儀なくされたが、(一社)わらび座を発足させ、再生を期している。「いつだって青空」は東京オリンピックに照準を合わせて制作された作品だが、オリンピックの延期や劇団の逆境を経て東京の観客に披露された。主人公が逆境をはねのける様は、再生に臨むわらび座と重なり合う部分も多い。出演者から発せられる気迫からは、再生に向けたただならぬ決意が伝わってきた。
(株)データ・マックスは12月、「いつだって青空」の福岡公演を行う。
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