山口FGの再建を“真剣”に考える(6)
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まとめ
以上が山口FGの再建案である。
やはり、まず取り組むべきは組織風土の改革だろう。山口FGの経営トップも同じことを言っているが、大事なことは本気で取り組む気があるのか、ないのかである。もはや、口先だけで立派なことを言っても信用されず、行動で示していく必要があるだろう。
行動とは、ガバナンスの刷新である。経営陣を入れ替え、新たな人材の手に委ねなければ、この会社が変わることはないだろう。人を変えずにできると思っているのであれば、それは傲慢というものである。
組織風土改革の次に取り組むべきは、個々の役職員の意識改革である。厳しい言い方をすれば、組織が腐っているということは、構成するメンバーがそれを許容してきたということでもある。真剣に山口FGの将来を考えている職員も少なからずいる。その熱意が広がり、職員全員が当事者意識をもって日々の業務に臨めば、必ず会社は変わっていくはずだ。現在の経営陣に山口FGを変えることは期待できず、ボトムアップで山口FGの改革が行われることを期待している。
そして、具体的な施策についても記してみた。しかし、これは意識改革が進めば、自然に行われるものである。言ってみれば小手先のことであり、時代や環境の変化によっても変わっていくものだ。しかし、根底に変えていこうという意志がなければ実行されることはない。何をやるかではなく、やる意思があるのかどうかが重要だろう。
今は厳しい環境下にあるが、山口FG職員の皆さんが勇気をもって変革に取り組み、斬新なサービスの提供を行う企業となることを切に願っている。
(了)
【特別取材班】
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