2024年11月22日( 金 )

ゼオライト、しいのみ学園へ1年間分のROウォーターを寄贈

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ROウォーターの寄贈で安全安心な暮らしに貢献

寄贈されたROウォーター (一社)ふるさと創成の会(福岡市博多区、綾戸一由代表理事、以下FIKS)の賛助会員、個人会員として同会を支えるゼオライト(株)の代表取締役会長の河村恭輔氏と、同社長の河村勝美氏の両氏は、8日、同会名誉会員、社会福祉法人しいのみ学園理事長の曻地勝人氏を訪問し、同社のRO(逆浸透膜処理)ミネラルウォーター「わかみず」を児童発達支援センターしいのみ学園へ寄贈した。

 「わかみず」はゼオライトが1997年から販売を開始し、多くの企業や施設で利用されているROウォーター。逆浸透膜を用いて作られたROウォーターにアルカリ性の天然岩石を使い良質のミネラルを含ませ、非加熱の無菌処理を施すことで生まれた「安全でおいしい水」だ。同社はROウォーターを活動対象の地域や施設へ提供することによって、FIKSが目指す、「地域資源を活かし、エネルギー・食料・水の、100%国内需要による安心安全で豊かな暮らしの実現」に寄与している。同社は、サーバーを含めた1年間分のROウォーターを各地活動対象施設へ寄贈。今回の寄贈は3施設目となる。

 曻地理事長は、「園児の飲料水は、福岡市が水質検査をしたものを利用するよう定められています。ですからROウォーターについても、まず職員や保護者の方など、園児に接する大人の方に試していただき、その良さを実感していただくことから始めたいと思っています」と語る。

しいのみ学園とFIKSの活動は理念が同じ


ROウォーターサーバーを囲んで 曻地理事長がFIKSに共感を抱いたのは、さまざまな活動方針の1つに「子ども、障がい者、高齢者の活躍の場と共生協働可能な環境づくりを推進」する項目があったことから。その後、活動の一環として志賀島や星野村を訪れ、田舎や里山が豊かな資源を持ちながら労力や資金不足のためにこれを生かせずにいる現実を直視。「豊かな能力を持ちながら、その力を発揮できずにいる地域がある。これを創成しようという取り組みは、私たちが障がいを持つがゆえに能力を認められずにいる子どもたちが社会で活動できるよう育てているのと同じ」であることを実感したという。現在は、名誉会員として、幹部の筆頭に名を連ね、同会を力強く牽引する。

 FIKSは会員が30名を超えたことから会員、および入会希望者対象の発足会を企画、6月4日に開催した。同日の参加者は63名となり、徐々に注目度が上がっている。現在、八女市星野村との協定締結に基づく10事業を支援するほか、2016年電力自由化を目指して、消費者・新電力会社とのネットワークづくりや、山村・農村地域との公共交通インフラ構想の推進活動を行っている。FIKS代表理事の綾戸一由氏と同専務理事の縄田泰三氏は、「ふるさと創成の会の『創成』は、事を『成す』という能動的な活動であることを示しています。創生、つまり『生』だと自然に生まれる、という印象がある。私たちは、目標とする社会創りを、成していくつもりです」と語っている。

【黒岩 理恵子】

▼関連リンク
・(福)しいのみ学園
・ゼオライト(株)
・(一社)ふるさと創成の会(FIKS)

 

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