2024年12月04日( 水 )

「コロナについての正しい情報を」 全国の新聞に意見広告を掲載(前)

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(株)ゆうネット
代表取締役 堤 猛 氏

 家づくり、リフォームに関する情報提供を行う(株)ゆうネットの堤猛社長は、昨年11月末から新聞60紙に新型コロナウイルスに関する意見広告を掲載した。堤氏に意見広告を出すに至った経緯などを聞いた。

広告の反響大きく、寄付金2億9,000万円超

(株)ゆうネット 代表取締役 堤 猛 氏
(株)ゆうネット
代表取締役 堤 猛 氏

    ──これまでさまざまな新聞にコロナに関する意見広告を掲載されました。掲載に至った経緯をお聞かせください。

 堤猛氏(以下、堤) 自宅の近くの病院で、26歳の女性看護師がワクチン接種から4日後に亡くなってしまったことを知ったのがきっかけとなりました。彼女が勤務する病院側は何としても接種させたかったのでしょう。彼女は接種したくなかったと聞きますが、強い同調圧力が働いたことがうかがえます。前途ある地元の若者が殺された感じがして、強い憤りを覚えました。もしも自分の娘がそんな目に遭ったら、正気を保っていられる自信がありません。

 意外に知られていないのですが、厚労省の公開資料によれば、健康な未成年者は新型コロナに感染しても、ほとんど重症化していないし、死亡もしていません。その一方で、未成年者のワクチン接種後の重篤者は445人、後遺症10人、死亡者6人(厚労省2022年4月17日発表)です。どこからどう見ても本末転倒な状況なのに、接種が促進されています。とくに子どもの接種に関しては明らかに国がミスリードをしていると感じたので、そうした風潮に一石を投じようと意見広告の掲載を思い立ったわけです。

意見広告​​​​​「厚労省ホームページから
『未成年接種』を考える」
※クリックで全文表示(PDF)
意見広告「子どものマスクと
ワクチン、今後も必要?」
※クリックで全文表示(PDF)

──最初に掲載されたのは、どちらの新聞ですか。

 堤 西日本新聞です。ほかの新聞社は「他社が出したらウチも出す」というスタンスでした。そんななか、西日本新聞社の柴田建哉社長は「確かに一発目で出すのは、どんな抗議が来るかもわからないし、リスクもあった。ただ、我々は報道機関なので言論の自由、表現の自由を守らなければならない。報道機関の矜持を示すために載せました」とおっしゃってくれたのです。

 昨年11月30日に掲載したこの広告は大きな反響を呼び、多くの読者から感謝のお便りをいただきましたし、西日本新聞社にも広告掲載について感謝・賞賛する電話やメールがたくさん寄せられたと聞いています。

 以降は、中日新聞、東京新聞、中国新聞、北海道新聞などのブロック紙のほか、全国紙の毎日新聞、日本経済新聞、産経新聞にも掲載されました。当初は朝日新聞、読売新聞にも広告を出そうと考えていたのですが、こちらは予算の関係もあって断念せざるを得ませんでした。

 ──広告掲載が反響を呼び、多額の寄付金が寄せられたそうですね。

 堤 おかげさまで累計寄付金額は2億9,000万円超でした。最初の西日本新聞、中日新聞、東京新聞などのブロック紙6紙に掲載した当時は、当然、寄付金などなかったので、自腹で広告料を支払いましたが、その後の掲載料に関しましては、皆さまから寄せられた寄付金で賄うことができました。6月3日、毎日新聞に見開き両面のカラー広告を出し、そこで寄付金をすべて使い切ったため、活動を終了すると宣言していました。しかし、その直後、ある方から「掲載費用を全額負担するので、日本の子どもたちのためにもう一度、全国紙に意見広告を掲載してほしい」という申し出があり、6月25日に日本経済新聞と産経新聞に意見広告を掲載しました。この方は以前から数千万円寄付してくださっていて、最終的には、私の拠出額を超える金額を寄付してくださいました。

 ──貴社に感謝のお便りやメールが多数寄せられたということですが、何通ぐらい来たのですか。

ゆうネットに寄せられた感謝の手紙
ゆうネットに寄せられた感謝の手紙

    堤 5,000通超です。これだけの数だと、なかには批判的な意見が書かれていてもおかしくはないのかもしれませんが、そのほとんどが感謝と賞賛と激励のメッセージでした。なかには抗議もありましたが、すべて論理性に欠けるものでした。

(つづく)

【新貝 竜也】


<COMPANY INFORMATION>
代 表:堤 猛
所在地:福岡市中央区天神4-1-17
設 立:2014年8月
資本金:9,000万円


<プロフィール>
堤 猛
(つつみ・たけし)
1974年生まれ。福岡県八女市出身。明治大学政治経済学部卒。住宅リフォーム会社勤務を経て(株)ゆうネット設立。2018年上皇后陛下に拝謁、紺綬褒章を受章。著書に『60分でわかる!建築家とつくる「いい家」づくりの教科書』『「超簡単」60分でわかる!リフォーム・外壁塗装の教科書』。

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