2024年12月05日( 木 )

「コロナについての正しい情報を」 全国の新聞に意見広告を掲載(後)

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(株)ゆうネット
代表取締役 堤 猛 氏

 家づくり、リフォームに関する情報提供を行う(株)ゆうネットの堤猛社長は、昨年11月末から新聞60紙に新型コロナウイルスに関する意見広告を掲載した。堤氏に意見広告を出すに至った経緯などを聞いた。

世の中に真実を伝えたい

 ──意見広告のなかに会社名を出していますが、会社の運営に影響はありませんでしたか。

 堤 まったくありませんでした。この問題に興味がある人と、当社の本業である住宅・リフォームに興味がある方とは別個です。当社の協力業者のなかにも、私が意見広告を出していることを知らない人が結構多いのですよ。

 (株)ゆうネット 代表取締役 堤 猛 氏──「やめた方がいいのでは」といった声はなかったのですか。

 堤 以前はワクチンを接種するのが当たり前な状況だったので、地元の八女ではよく言われていました。しかし、そもそも私の出している意見広告は、厚労省の公開資料を図やグラフにしてわかりやすく掲載しているだけなので、気にも留めませんでした。

 ──企業経営者は余計なリスクを背負いたくないと思うのですが、それを乗り越えて意見広告を出すのはずいぶん葛藤もあったのではないですか。

 堤 意見広告を掲載したいというと、いくつかの新聞社から「何が狙いですか」とか、「何をたくらんでいるんですか」とか言われました。「企業経営者が大金を使って意見広告を出しても何の得にもならないでしょう」とも言われましたね。最初は理解されるのに時間がかかりましたが、正直、企業経営者としては失格なのかもしれませんね。

 ──日本ではコロナに限らず、企業経営者が政治的な意見を発信するのは勇気がいることです。一方、欧米の経営者は比較的積極的に発信しています。今後、日本の経営者も、もっと意見を発すべきだと思いますか。

 堤 福岡に本社がある昭和食品工業の澄川誠社長も、全国紙にコロナに関する意見広告を出されました。でも、本来は澄川さんや私のような民間人がやることではないと思っています。しかし、マスコミはスポンサーの絡みもあって、厚労省が発表している客観的事実を伝えようとはしません。マスコミや政治家がちゃんとやってくれないから、それならば自分が、と考え、意見広告というかたちで発信したのです。

 コロナに対する考え方があまりにも偏っているように思います。政治家・マスコミだけでなく、医師ですら真実を知っている人があまりにも少ないのが現状です。そのなかでも20%ぐらいの人はコロナの本質を理解していますが、それを口にしてしまうと批判に晒されるので、誰も声を挙げようとはしません。「全体主義」ってこういうことなのかなと思いましたね。とにかく日本国民に少しでも正確な情報を知ってもらいたい。今回の一連の意見広告が、その一助になることを願っています。

意見広告「厚労省ホームページから『未成年接種』を考える」 意見広告「子どものマスクとワクチン、今後も必要?」
意見広告
​​​​​「厚労省ホームページから『未成年接種』を考える」
「子どものマスクとワクチン、今後も必要?」
※クリックで全文表示(PDF)

(了)

【新貝 竜也】


<COMPANY INFORMATION>
代 表:堤 猛
所在地:福岡市中央区天神4-1-17
設 立:2014年8月
資本金:9,000万円


<プロフィール>
堤 猛
(つつみ・たけし)
1974年生まれ。福岡県八女市出身。明治大学政治経済学部卒。住宅リフォーム会社勤務を経て(株)ゆうネット設立。2018年上皇后陛下に拝謁、紺綬褒章を受章。著書に『60分でわかる!建築家とつくる「いい家」づくりの教科書』『「超簡単」60分でわかる!リフォーム・外壁塗装の教科書』。

(中)

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