2024年11月28日( 木 )

安倍昭恵さんは「自力女」か「勝手女」か

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 財閥のお嬢さんとして育った安倍昭恵さんは、連れ合いの晋三氏が亡くなったことで、人生最大の試練に直面し、岐路に立たされている。それと同時に「自力女」か「勝手女」かの評価が定まろうとしている。

 子どもに縁がないことが判明した頃より、義母から「政治家の家では後継者育成が宿命である。子どもができなければ養子を迎えなさい」と幾百か厳しく迫られたとのことだが、きっぱり「嫌です」と断ったそうな。

 そして、突然晋三氏が暗殺された。義母と“応援団”からは、「晋三氏の代わりに山口4区で立ちなさい」と談判されたというが、「選挙には立ちません」ときっぱり意思表明した。この件に関しては、7月13日付のNetIB-News「【権力者は黄昏を悟れ(2)】政治家家業を永続化するのは“無理筋”」で「最終的に下関市長・前田晋太郎氏が立候補する」と予測している。ここまで自身の信条を貫くのであれば、現在居住する自宅から出ていくことになろう。まさしく自力溢れる女の生き様を実践している。「自力女」と高い評価を下したい。

 ところが立場が違えば、逆の評価をされる。晋三氏の弟・岸信夫防衛大臣の統一教会に対する見解は、実兄の暗殺の原因になった統一教会に怒りを表すことなく、庇うことに終始しており「岸大臣の政治生命は終わった」という声が公然と挙がってきた。もちろん、彼は、がんを患っており、政治家を継ぐ資格者で、残された者は晋三氏の実兄および家族たちだ。しかし、この長男・家族は政治家への道に魅力を感じていないらしい。

 そうなれば3代にわたって続いた政治家・安倍一党の血は絶えることになり、昭恵さんは義母と“応援団”から「わがままで勝手な女」という非難の声が浴びせられるのである。

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