労基法違反の疑いで書類送検 昭和建設
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久留米労働基準監督署は8月16日、昭和建設(株)(福岡県久留米市、戸田誠二代表)および同社担当課長を労働基準法違反の疑いで福岡地方検察庁久留米支部に書類送検した。
労働基準監督官が21年8月30日に臨検監督(立ち入り検査)を行い、年間5日間の年次有給休暇の取得状況が分かる書類の提出を求めたことに対し、実際には取得できていない社員がいるにもかかわらず、臨検後の9月28日、「社員全員が取得できている」と虚偽の内容が記載された書類を提出し、その記載内容に基づき虚偽の陳述を行った疑い。
昭和建設は「家族だんらんの家」を九州地区中心に展開する住宅販売会社。21年9月期の売上高は158億円、経常利益は10億円。
労働基準法では労働基準監督官の臨検が認められており、虚偽記載などには罰則として30万円以下の罰金が定められている。
【緒方 克美】
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