2024年11月22日( 金 )

巨人稲盛和夫氏に学ぶ(2)哲学を実践し、経営を通じて地域社会に貢献

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ
法人情報へ

APAMAN(株) 大村 浩次 代表取締役社長

 京セラを立ち上げ、第二電電創業者を経て日本航空を会長として陣頭指揮して再生させた実績、このような異業種にわたって1兆円を超える企業経営を果たした故人・稲盛和夫氏のような経営者は、日本にはもはや存在しない。「盛和塾」においては全国、全世界の経営者育成に貢献された。今回はAPAMAN(株) 大村浩次代表取締役社長に稲盛和夫氏から受けた薫陶について聞いてみた。

 稲盛和夫様のご逝去に際し、謹んでご冥福をお祈りいたします。

 私は盛和塾を通じて稲盛塾長に経営や人としての在り方をご指導いただきました。稲盛塾長はとても怖く、とても優しい父親のような存在でした。

 とくに目の前に起こる事象はすべて自身の判断基準の結果である、しからばその判断基準を富ませることが重要であり、最終的には「その判断は人として正しいか否か」を心で判断しなくてはならないと理解させていただきました。

 多種多様な意思決定を必要とする経営の実践において、これらを実現することは簡単ではありませんでしたが、判断基準を振り返る指針をいただいたことだけでも感謝に堪えません。

 今後は、稲盛塾長に教えていただいた哲学を実践で活用し、自身の経営が少しでも地域社会に貢献することができますよう精進してまいります。

(1)
(3)

関連キーワード

関連記事