2024年11月20日( 水 )

コロナ騒ぎの復活は何を意味するか(後)

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国際教育総合文化研究所
所長 寺島 隆吉 氏

 このように今回のコロナウイルスは持病持ちの高齢者以外にとっては危険なものではありませんでした。それは拙著『謎解き物語1~3』で繰り返し指摘した通りです。
 しかしワクチンはそうではありません。その危険性は、つい最近、暴露されたファイザー社の秘密報告で、白日の下に晒されることになりました。
 つまり遺伝子組み換えワクチンを打てば打つほど感染者が増えているだけでなく、ファイザー社の秘密報告では、ワクチンによって副反応が続出し多くの死者まで出ているのです。
 それを示すのが次の記事でした。これは情報公開法を通じて明らかになったものです。これは、この間ずっと公開請求をしていたにもかかわらず、FDA(アメリカ食品医薬品局)が裁判所を使って55年も隠し続けようと画策していたものが、世論に抗しきれず、やっと日の目を見ることになったものです。

*Bombshell Document Dump on Pfizer Vaccine Data
「ファイザー社製が機密文書として保有していたワクチンに関する大量の爆弾的文書」
http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-941.html(『翻訳NEWS』2022-06-13 )

 この膨大な文書のすべてを紹介することは、ここでは無理なので、この記事の要点だけを以下に記すことにします。

 注意すべきことは、これはファイザー社自身のデータだということだ。
 情報公開(FOI)手続きの一環として公開されたこのファイザー機密報告書は、2020年12月のワクチンプロジェクト開始から2021年2月末にファイザーが記録した死亡例と有害事象に関するデータである。
 つまり非常に短い期間(せいぜい2カ月半)、すなわち2021年2月28日までの累計で、15万8,893件の事象を含む4万2,086件の症例報告だった。
 データ全体で最も多くの(2%以上)事象を含んでいた 器官別大分類(SOC)は次の通り。すなわち
一般障害および投与部位の状態(5万1335 件)、
神経系障害 (2万5957 件)、
筋骨格および結合組織障害(1万7283 件)、
消化器障害(1万4096)、
皮膚および皮下組織障害(8476)、
呼吸器、胸部および縦隔障害(8848)、
感染症および蔓延(4610)、
損傷、中毒および処置合併症(5590)、
調査研究(3693)

 これらの報告のほとんどの症例(3万4762)は、米国(1万3739)、英国(1万3404)、イタリア(2578)、ドイツ(1913)、フランス(1506)、ポルトガル(866)およびスペイン(756)からの報告であり、残りの7324はほかの56カ国だという。
 2020年12月から、たった2カ月半の報告で、これだけ大量の被害が出ているのです。だとすれば、2022年9月現在、いったいどれだけの被害者が累積していることでしょうか。しかし、その全体像は闇のなかに隠されたままです。

 日本の厚生労働省も、ワクチンによる被害はほとんど認めず、かつイベルメクチンによる正式治療は認めない方針で現在に至っています。私が『謎解き物語2』で次のように指摘した通りです。
■ 原発報道の場合、「安全です。心配しないでください」
■ コロナ報道の場合、「とても危険です。マスクは絶対に必要です」 
■ ワクチン報道の場合、「安全です。だから安心して接種を受けてください」 
 そして世界中で奇跡的な治療実績を上げているのに
■ イベルメクチン報道の場合、「安全は保証できません。だから使用は控えてください」

 イベルメクチンは日本人が開発しノーベル生理学・医学賞まで受賞した医薬品なのに、これが日本政府の対応なのです。これではコロナ騒ぎのなかで死傷者は増えるばかりでしょう。私たちは何という無慈悲な政府を押しいただいていることでしょうか。、

 最近これに関連して面白い体験をしたので、それを紹介して今回の結びにしたいと思います。
 というのは、研究所主催の鹿児島で行われる「宿泊セミナー」に行くため、中部国際空港で早朝の飛行機に乗らねばならず、仕方なくタクシーを頼んだのですが、そのとき、その運転手が私たち夫婦に次のように話しかけてきたのに驚かされたからです。

 自公政権は相変わらずマスクやワクチンばかりを叫んで、おかげで柳ヶ瀬を初めとする岐阜の繁華街は閑古鳥が鳴いている。
 これでどうして景気回復ができるのか。巨額の税金を使ってWHO・巨大製薬会社から買わされたワクチンを消化するのに忙しいからだろう。
 遺伝子組み換えワクチンは低温保存が難しく、しかも賞味期限があるからね。 

 病院の勤務医にたいして今の遺伝子組み換えワクチンの危険性を説明しても、なかなか素直に受け止めてもらえないのに、一介のタクシー運転手が、今回の事態をみごとに言い当ててくれているのです。
 私が日頃言っていたことを逆に向こうから切り出してくれたことに驚くと同時に、庶民がもっている逞(たく)ましさ、深い知恵を学んだような気がしました。日本もまだまだ捨てたものではないと思わされた次第です。

<追記>
 最近、タクシーの運転手が事故で亡くなることが相継いでいます。次の報道もその一例です。私はワクチン死を疑っていますが、残念ながら証拠がありません。

*死亡のタクシー運転手、くも膜下出血か 母親「持病なかった」
https://www.asahi.com/articles/ASP9D5QJZP9DUTIL00N.html
* 5人死傷のタクシー事故、運転手が死亡 発進後に急加速か
https://www.asahi.com/articles/ASP9D3J8XP9DUTIL006.html?iref=pc_extlink

 アメリカではワクチンをうった民間機のパイロットが飛行中に意識不明になったり、フットボールの有名選手が試合中に倒れたり死亡する事故が相継ぎ話題になりました。その多くが心臓発作でした。
 調べてみると、ワクチンを複数回うっているひとが、ほとんどだったからです。その事例も『謎解き物語3』の第3章「コロナよりもワクチンで死んでいる」で詳述しました。お手すきのときに参照いただけるとあり難いと思います。
 なお私を新岐阜駅まで送ってくれた運転手は、口ぶりからするとワクチンを打っていないものと思われますが、多くのタクシー運転手は「職域接種」でワクチンを拒否できない環境におかれています。その人たちの無事を祈るのみです。

(了)


<プロフィール>
寺島隆吉(てらしま・たかよし)
国際教育総合文化研究所 所長 寺島 隆吉 氏 国際教育総合文化研究所所長。元岐阜大学教育学部教授。1944年生まれ。東京大学教養学部教養学科を卒業。石川県公立高校の英語教諭を経て岐阜大学教養部および教育学部に奉職。岐阜大学在職中にコロンビア大学、カリフォルニア大学バークレー校などの客員研究員。すべての英語学習者をアクティブにする驚異の「寺島メソッド」考案者。英語学、英語教授法などに関する専門書は数十冊におよぶ。近著に『コロナ騒ぎ 謎解き物語1~3』』(あすなろ社)。

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