2024年12月23日( 月 )

新・長崎県立図書館の設計業者が決定~2018年度中の完成へ

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nagasaki_tosyokan 最優秀賞に選ばれた技術提案書のイメージ

 6月14日に設計業者による技術提案の公開プレゼンテーションが実施された「県立・大村市立一体型図書館(仮称)」の設計業務のおけるプロポーザル審査で、最優秀提案者に「佐藤総合計画・INTERMEDIA特定建設関連業務委託共同企業体」が選出されたことが発表された。長崎県は、同者と契約を締結する予定としている。

 (株)佐藤総合計画(本社:東京都墨田区)は、2016年度末に開館を予定している高知県と高知市の統合図書館において、設計、監理に携わっており、長崎県と大村市の統合図書館となる新・長崎県立図書館でもその経験が活かされることが期待される。一方、(株)INTERMEDIA(本社:長崎県島原市)は、長崎港松が枝国際ターミナルの意匠設計を行っており、同建物は、2011年に「第17回 長崎都市景観賞」の「大きな建物部門」に選ばれている。

 公開プレゼンテーションとヒアリングを踏まえて行われた審査委員会(委員長:林一馬 長崎総合科学大学名誉教授)は、「屋外空間の配置も適切に考えられ、また、外観的には、周辺環境に溶け込むよう配置されるなど、新しい図書館の設計を行うに十分な能力を備えていると判断された」などと講評している。最優秀提案者に選ばれた2社の共同企業体は、審査に応募した6者に対して行われた今年2月の1次審査でも1位に選ばれていた。

 新しい長崎県立図書館は、18年度中の完成を目指し、来年16年7月月末までに設計業務を完了する予定となっている。

【山下 康太】

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