損益分岐点ワースト10 百貨店以外ではエレナが最悪
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主要企業24社の2021年度決算から損益分岐点比率を調べたところ、ワースト3社は百貨店が占めた。3社とも前年度から改善したものの、赤字を意味する100%を超えた。かつては80%台で九州の百貨店ではトップの高収益を誇った博多大丸が114.4%とワースト1だった。井筒屋と岩田屋三越がコロナ禍前から不採算売り場の撤退・縮小で固定費削減に努めてきたのに対し、対応が遅れた。前期末になって希望退職募集に踏み切った。
百貨店以外ではエレナが99.8%で最悪。長崎県首位の食品スーパー(SM)であり安定収益で定評があるが、前期は3.6%の減収に対し固定費がほぼ横ばいと反動減への対応が遅れた。売上が0.2%以上減ると経常赤字に転落する危機的水準だが、底力があり今期は持ち直しそうだ。
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