2024年09月03日( 火 )

宅建試験 プロ講師が個人向けオンライン講座「宅建ラボラトリー」開設

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ
法人情報へ

理系の分析力で勉強法を個人別に最適化

 専門学校などで宅地建物取引士(宅建士)資格講座を教える(株)くすのき不動産コンサルティングの代表・楠理英子氏が、オンライン個別講座「宅建ラボラトリー」を開始した。

(株)くすのき不動産コンサルティング 楠 利英子 氏
(株)くすのき不動産コンサルティング
楠 理英子 氏

    宅建士資格の合格率は近年15~17%台で推移。不動産のプロでも簡単に取得できる資格でなくなっている。楠氏は不動産業を営む傍らで18年から専門学校などの講師も務め受験者のサポートを行ってきた。

 数多くの合格者を生み出しやりがいを感じる一方で、通学できない人々をサポートできないことにもどかしさを感じてきた。「宅建士資格は学生や不動産会社の若手社員以外にも取得意欲を持つ人が多い。」(楠氏) それでも時間に余裕がないことや異世代の人と机を並べることに抵抗があるなどの理由で機会を逸している人は少なくない。「宅建ラボラトリー」ではそうした人々の受け皿になることを目指している。

 「宅建+賃貸不動産経営管理士コース」ではオンラインで1時間の個別指導を32回行う。枠に空きがあれば10時から21時まで好きな時間に予約を入れることができる。

 楠氏は熊本大学工学部の大学院出身。半導体研究から不動産業者に転じた変わり種だ。独立前に勤務していた企業では、構造物倒壊に関わる裁判資料を作成したこともある。個別指導の「宅建ラボラトリー」では、弱点や強みなど個人別に対応していく。

「受験ベテラン」を合格へ導く

 宅建に科学的にアプローチする楠氏だが、「最後はメンタル」と気持ちの重要性も説く。今年10月に実施された試験結果の発表が11月22日に待ち受ける。合格者と不合格者の差は、自己採点上では僅差である。合格が見込まれる人たちの共通点は、「当たり前に合格すると思っている」(楠氏)ことだ。一方で最も合格へのハードルが高いと感じているのが長きにわたり受験を重ねるベテラン受験生だ。自分のやり方にこだわっているケースも少なくない。こうした人たちも個別に面談し信頼関係を築いたうえでメンタルを軌道修正。多くを合格に導いてきた。

 企業家を選んだ楠氏は、「宅建士は自分で職場を選べる資格」として取得の魅力を指摘する。「合格して見える世界がある」(楠氏)として、多くの人に新しい世界を見せる決意を示している。

【鹿島 譲二】


<COMPANY INFORMATION>
(株)くすのき不動産コンサルティング

本 社:東京都港区赤坂4-8-19-3F
TEL:090-8624-7793

福岡オフィス:福岡市中央区大名2-4-38-717
TEL:092-791-5752

E-Mail:kusu@kusunokifudosan.com
インスタグラム:takken_laboratory

※パーソナルレッスンは全員受講可。

■宅建ラボラトリー
<料金>
55万円(税込)
<コース内容>
○宅建個別指導(1時間)32回
 (ビデオ講義+テキスト込)
○賃貸不動産経営管理士個別指導 8回
 (ビデオ講義+テキスト込)

関連記事