2024年12月22日( 日 )

後継者おらず、廃業進む 零細企業経営者は悩む

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20150629_010 ある専門工事業の組合を訪問した。建設業では人手不足が深刻と言われて久しい。「現状は?」と尋ねると、「職人不足よりも後継者がいない、みつからない」との返答があった。代替わりの時期を迎え、中小、とくに零細企業においては、跡継ぎ問題の方が大きいようだ。ピーク時には300社ほどの会員がいたそうだが、今や半減。業績悪化による倒産よりも、後継者が見つからず廃業するケースが多いらしい。「最近の若者は賃金よりも働き方を重要視する。この仕事は勤務時間が夜中になることも多く、働きづらいのだろう」とため息が聞こえた。

【東城 洋平】

 

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