残されたダイフクの産廃、適正処理?されるも・・・
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福岡県春日市の産廃処理業者(株)ダイフクが糟屋郡篠栗町に放置した不適正処理の産業廃棄物について、何やらおかしなことになっているようだ。2009年に産業廃棄物関連の許可を取り消されたダイフクが、篠栗町に残したままになっていた産業廃棄物。ダイフクには廃棄物の処理を履行できる能力がないと判断され、県が働きかけを行い、排出者(建設業者など)143社による廃棄物の処理が行われることとなった。産廃処理で排出者責任による廃棄物処理がなされたのは、全国で初めてのこと。それゆえ、さまざまな方面から注目を集めていた。
県環境部担当者によると「飛散の可能性があるため、処理をお願いすることにした。緊急性が認められなかったので、行政代執行ではなく、排出業者の責任において処理していただくこととなった。県は排出業者に対して処理を促すお願いをした立場。実務においては福岡県産業廃棄物協会(福岡市博多区、梅田佳暉会長)と排出業者に任せている」としている。
2015年3月末に産廃協会が処理、排出者が費用負担して終了、10,000m3を超える廃棄物が「適正に処理」されたとしている。現場には環境に影響をおよぼさないとされた分の廃棄物は残っているものの、成形され、ブルーシートがかけられた状態となっている。残された廃棄物に関しては現在、県が地主の責任で処理を促しているという。
さて本件、これで終わるかと思われたのだが、不穏当な何かが起こっているようだ。本件にからみ、福岡県警まで動く事態となっている。▼関連リンク
・ダイフクが残した負の遺産の行方(前)
・ダイフクが残した負の遺産の行方(中)
・ダイフクが残した負の遺産の行方(後)関連記事
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