【福岡県】子どもの送迎バス安全装置導入など追加補正予算を発表
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福岡県は13日、子どもの送迎用バスへのブザーなど安全装置の設置義務化による導入支援費などに696億5,300万円を追加計上する一般会計補正予算案を提出した。
昨年7月、福岡県中間市の私立保育園で園児が送迎バス内に置き去りにされて熱中症で死亡した事件などを受けて、政府が来年4月から全国の保育所や幼稚園などの送迎バス約4万4000台に安全装置の設置を義務づけたことにともなうもの。この義務に違反した施設は業務停止命令の対象となり、従わない場合は罰則が科される。
導入支援の対象となるのは、園児・児童送迎用バスを所有している幼稚園、保育園、障害児支援施設、小中学校、特別支援学校の900施設、3081台。県は安全装置の全額を補助する。
また、政府が決定した妊産婦に対しての10万円相当の出産・育児支援金について、県はその費用の一部を負担することも盛り込まれている。対象は今年4月以降に子どもが生まれた世帯。国からの交付金が3分の2、県と市町村で6分の1ずつとなる。
このほか、公立中学校の部活動の拠点を地域に移す動きを支援する費用なども盛り込まれた。追加補正予算案は、会期末の20日に採決が行われ、可決・成立する見通しとなっている。
【近藤 将勝】
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