【筑紫野市長選】原田元環境相「代理戦争」とFBで投稿、市議会との対立となるや
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任期満了にともない1月22日に投開票された筑紫野市長選挙は、前福岡県議で新人の平井一三氏が、現職の藤田陽三氏らを破り当選した。23日、市役所で当選証書を受け取った平井氏は「責任の重さを感じる。日本一住みやすい市をつくりたい」と述べていたが、今後の市政運営において議会との関係に暗雲が漂っている。
一昨年の衆院選において、筑紫野市を含む福岡5区では、元環境大臣・原田義昭氏と元県議会議長・栗原渉氏との間で自民党の公認をめぐる熾烈な争いがあった。
同衆院選における福岡5区の公認争いにおいて、同地域内の自民系の県議や市町村議員の約9割が栗原氏を支持。県農政連など有力支持団体も栗原氏を支持したが、自民党本部は原田氏を公認。平井氏は原田氏を応援した。結果は、前県議で立憲民主党の堤かなめ氏が接戦のなか当選した。地元関係者によるとこのときのしこりは続いていたという。
筑紫野市長選挙で、自民、公明、国民民主の3党の本部は現職の藤田氏を推薦したが、自民党の筑紫野市支部が平井氏を、同県連が藤田氏をそれぞれ推薦とねじれた。筑紫野市議会の自民党系会派「つくし野」は、代表の横尾秋洋市議はじめ大半の議員が現職の藤田氏支援に回った。11年の市長選に際して、藤田氏に市長選出馬を要請したのは横尾氏であったが、横尾氏は長年、原田氏とも良好な関係であった。市長選は終わり、ノーサイドで市民にとってより良い筑紫野市の未来を議論していくものとみられていたが、その行方に暗雲が漂っている。
原田氏は、24日、自身のFacebookにおいて、筑紫野市長選挙において、一昨年の衆院選の雪辱を市長選での平井氏の当選ではたしたと、暗に自民党県連や市議団の対応を批判した投稿を行った(※Facebook画像)。
この投稿に対して、藤田氏を応援した市議会議員のなかから「原田先生ともあろうお人が、こういう投稿をされるとは・・・代理戦争という認識なら議会としても平井市長に対峙せざるを得ない」との声が挙がっている。
【近藤 将勝】
<原田氏投稿内容>(原田氏Facebookより引用、原文ママ)
平井一三氏、筑紫野市長誕生一夜明け、その事実が実感するものとなりました。陣営は必死で頑張り、不安な日々を過ごし、最後に圧勝という勝利を得ました。全ての皆様に心から御礼を申し上げたい。
あの衆議院選挙で私たちは辛い惨めな結果を得ました。そして1年余、私と仲間はただ黙々と耐え、ここに筑紫野市長選挙で勝利しました。この戦いは我々の戦いでもあった。平井一三氏の名前を借りた我々の戦いでもありました。平井氏は微塵もブレることがなかった。ブレない戦いは強い、我々はそれに従いていけば良かった。我々の結束は数倍に強化された。自信と信頼と協力で今後は平井市長を支えて行こうと思う。関連記事
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