2024年09月13日( 金 )

福岡県日韓親善協会、3年ぶりとなる新春懇親会を開催

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服部知事

    福岡県日韓親善協会が6日、ホテルニューオータニ博多で新春懇親会を開催した。コロナ禍により3年ぶりの開催となった。会には、服部誠太郎福岡県知事をはじめ地元政財界のほか在日本大韓民国民団の関係者、韓国から姉妹協会に当たる「釜山韓日親善協会」からも参加するなど約200名が集った。懇親会に先立って昨年逝去した同協会の前会長田中浩二氏に対する黙とうが行われた。

 主催者を代表して、青柳俊彦同協会会長(JR九州会長)が挨拶を行った。「昨年の秋以降、新型コロナの水際対策の緩和によって、ようやく人々の往来が活発化するようになった。韓国を訪問したいという望みが叶い1月17日から19日にかけて韓日親善協会の新年会に参加させていただいた。昨年12月から運航が再開したクイーンビートルに乗って釜山に行くことができ、楽しい旅となり、釜山の親善協会の皆さまに熱い歓待をいただいた」と感謝の言葉を述べた。

朴総領事
朴総領事

    駐福岡大韓民国総領事の朴建燦(パク・コンチャン)氏も登壇。「韓日関係は数年にわたって厳しい状況に置かれてきたが、韓国で新政権が発足し、3年ぶりとなる首脳会談が実現するなど関係改善に向けて努力している」としたうえで、「日本の岸田総理も、韓国は国際社会におけるさまざまな課題の対応に協力していくべき重要な隣国であるとし、今後も緊密に意思疎通を図っていくと言及された。北朝鮮のミサイル発射などにより触発された北東アジアの安全保障の不確かな国際情勢を鑑みると、これから韓日関係の関係改善に向けてなお一層力を結集すべき時期を迎えている。今年を韓日関係飛躍元年とし、お互いがwin-winとなる民間交流への支援を惜しまず行いたい」と関係改善にむけた決意を語った。

【近藤 将勝】

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