古紙でわかる新聞事業の崩壊一歩手前
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毎月1回、古紙などを公民館にあるリサイクル処理場に持ち運ぶことを常にしている。4日土曜日、新聞、チラシ、段ボール、空き瓶を持ち込んだ。処理場にはある老人が座って整理整頓を熱心に行っていた。ありがたいことである。座って無駄がないように整理してくれている。彼から衝撃的な言葉を聞いた。「新聞を読んでいる家族が減っていますね」と。「この辺りは老人世帯が主体ですが、老人たちも購読を中止しているのですか」と尋ねた。「えー老人の所帯でも継続を止めています」と断言する。
「3年前までは古紙回収業者に25日の周期で回収をお願いしていた。ところが最近では回収期間が1カ月半で1回の割合となりました。整理整頓を永年、担当していますから古紙量が激減しているのが良くわかります。老人所帯の新聞購読が減るのは新聞を読む意欲を失う年齢に達したからだと分析しています」。同氏は現役時代には新聞用紙を納める紙問屋に勤務していたとか。「あのころの新聞社社員たちは俺たちが天下を取った感じでいましたが、今思えば懐かしい思い出ですな。近々、新聞事業は崩壊するでしょう!」と予測する。
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