2024年12月04日( 水 )

九州でも本格始動、さくら事務所のホームインスペクション

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(株)さくら事務所 大西 倫加 社長<

(株)さくら事務所 大西 倫加 社長

 ホームインスペクション(住宅診断)業界最大手の(株)さくら事務所が8月28日、「さくら事務所ホームインスペクション九州」のオープンを記念して「不動産買うか?買わないか?不動産市場動向とインスペクション」セミナーを開催した。
 さくら事務所の長嶋修会長が「不動産買うか?買わないか?~ 住宅市場の過去・現在・未来」をテーマに講演したほか、さくら事務所ホームインスペクション九州の代表に就任した河本敬嗣氏がホームインスペクションの活用事例を紹介した。
 長嶋会長の講演では、日本とアメリカやヨーロッパ各国の新築・中古住宅取引戸数の比較や空き家率の推計、住宅投資額累計と住宅資産額の日米比較などについて語った。河本氏からは、実際にインスペクションを行った際の画像の紹介や劣化の事例、ホームインスペクションを依頼する理由例などが紹介された。
「インスペクションは物件のあら探しではありません。インスペクションを活用することで、売主・買主双方が納得して取引を行うことができるようになることが目標です。さくら事務所の理念である『五方良し』を大切にしながら、インスペクションの普及を目指したい」と河本氏は話す。
 セミナーには定員を超える33名が参加。最後はさくら事務所の大西倫加社長による挨拶で締めくくられた。

 中古住宅の取引数は伸びていくことが予想されるなか、取引によるトラブル件数も増加してくことが懸念される。インスペクションの実績豊富な同社の役割は今後さらに大きなものになっていくだろう。

【永上 隼人】

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