2024年12月22日( 日 )

長崎IRの資金調達先「クレディ・スイス」をUBSが買収

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 スイス最大手の銀行UBSは19日、クレディ・スイスを買収することで合意したと発表した。なお、クレディ・スイスは、長崎県が佐世保市へのIR誘致の資金調達先の1つとして公表していた。

 NetIB-Newsの「福岡IR特別連載」では、幾度となく長崎IRについて言及してきた。「【福岡IR特別連載99】長崎IR“支離滅裂” ハウステンボス含めたマネーゲーム」では、長崎IRはすでにIRプロジェクトといえるものではなく、マネーゲームの舞台と化していることを指摘。HISによるハウステンボス売却はその延長にあり、長崎県行政は“蚊帳の外”に置かれた状況にあることを報じている。

 長崎県の大石賢吾知事は17日の記者会見で、クレディ・スイスの経営不安が拡大していることに関し、「IRの資金調達計画に影響をおよぼすものではない」との考えを示していたが、今回のUBSによるクレディ・スイス買収劇も、これまでの動きを考慮すれば十分予想された事態であり、長崎県行政はまたしても“蚊帳の外”に置かれたといわれても致し方あるまい。こうした状況が続けば、大石知事の政治生命に大きな影響をおよぼすことも考えられる。【福岡IR特別連載99】でも言及しているように、長崎県はIR事業について再考を検討する時期に入っているといえるだろう。

【データ・マックス編集部】

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