2024年12月22日( 日 )

夫婦気取り2編

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1、あるホテルロビーでの光景。懇意な地方議員とばったりと会った。「私も妻と一緒ですが、御同伴ですか?」と尋ねた。「えーそうです」と答えつつも気まずい顔をしていた。「あれー何かあるな」と疑問を抱いた。レジで会計している女性が顔を伏せている。「あーそうか!!目撃されるのは都合が悪いからなー」と一瞬にして理解した。多分、同棲しているのであろう。当日は地方議員の会派では勉強会が行われていた。主催した担当議員は「参加要請したが、連絡が取れていない。欠席だ」と憮然としての言い草であった。

2、かつては福岡経済界では一党の旗頭であった経営者A氏。特に若手の経営者たちには信奉者が多かった。現在は無役である。
 先日A氏が“育てた”と自負するある経営者団体で高名な経営者の講演があった。この講演をA氏と付き合いがある女性経営者が「聴講したい」とおねだりした。だがA氏は「よーし、任してくれ」と胸を叩いたかどうか定かではない。「自分が育てた連中だから簡単に参加を認めてくれる」とA氏は確信していた。
 ところが出席を巡って役員会で喧々諤々の議論になったそうだ。
 結果、A氏カップルは一番、後ろに臨時席を設置してもらって聴講したそうな。

 

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