【福岡県】初のグリーンボンド200億円発行、脱炭素化事業推進
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福岡県はこのほど初となるグリーンボンド(ESG債)を発行すると発表した。県は2050年度までに温室効果ガス排出の実質ゼロを目指す長期目標や、2030年度までに温室効果ガス排出量を13年度と比べ46%削減する中期目標を掲げており、県民や事業者らが一体となって脱炭素化の取り組みを進めるための資金調達を目指す。
市場公募債として機関投資家向けに200億円分の発行を予定している。県はムーディーズ・ジャパンから国債と同格の「A1(安定的)」の格付けを取得した。
県は発行を通じて投資家層の拡大を図り、将来の安定的な資金調達につなげる方針だ。主な充当予定事業としては、福岡武道館移転整備(ZEB化)や県有施設への太陽光パネルの設備導入、LED照明等の省エネ性能の高い設備導入、緑化推進事業、豊前海・筑前海での漁場整備、災害対策などを挙げている。
条件決定日は5月を予定している。引受会社は三菱UFJモルガンスタンレー証券(株)、大和証券(株)、みずほ証券(株)。適合性評価について、(株)格付投資情報センター(R&I)から、国際資本市場協会(ICMA)によるグリーンボンド原則2021、および環境省グリーンボンドガイドライン2022年版への適合性についても評価を取得している。
福岡市は21年10月にグリーンボンドの発行を発表、22年1月に50億円を発行している。機関投資家から計798億円の応募があったという。
【茅野 雅弘】
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