2024年07月17日( 水 )

日本経済が回復する理由

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 NetIB-Newsでは、政治経済学者の植草一秀氏のメルマガ記事を抜粋して紹介する。今回は、2023年の内外経済金融情勢は(多くの人々の予測に反し)景気改善と株価上昇が見込まれること、および、その根拠を明らかにする4月29日付の記事を紹介する。

 4月27日付のブログ・メルマガ記事「植田和男日銀総裁の特性」・「船出する日銀植田丸航路情勢」に「比較的平穏な環境下で日銀新体制が発足することになったことは植田新総裁にとっての幸運である」と記述した。

 植田和男氏が日銀総裁に就任して初めての金融政策決定会合が4月27-28日に開かれた。新体制に移行した日銀は金融政策運営の現状維持を決定した。金融市場関係者の一部はサプライズに身構えたが植田日銀は急激な政策変更を見送った。

 政策決定を受けて日本円は米ドルに対して若干下落した。対ユーロでは1ユーロ=150円の大台を超え、2014年12月に記録した1ユーロ=149円72銭を突破。8年4カ月ぶりの円安水準を記録した。株価は堅調に推移し、4月28日のシカゴ先物市場で日経平均先物価格は2万9000円を超えた。

 年初、株式市場展望は暗闇に包まれていた。世界経済の悪化、新たな金融不安の発生、金融引き締めの強化などの懸念材料が前面に押し立てられ、株価暴落を予測する専門家が多数だった。

 私は本年初に2023年経済金融展望を記述した著書を公刊した。

『千載一遇の金融大波乱』(ビジネス社)
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暗雲垂れ込める2023年にチャンスあり!
序章 震撼する新・帝国主義
第1章 世界恐慌の分岐点
第2章 力による現状変更と資源地政学
第3章 衰退日本経済の活路
第4章 中国大波乱の予兆
第5章 千載一遇 金融市場の極意

 アマゾン書籍紹介には次のように記述されている。「暗雲垂れ込めるなかで2023年を迎えることになりましたが、ピンチのなかにこそチャンスが広がっています。寒風吹きすさぶ近年の日本ですが、この環境下で生存を果たして行くには自己防衛と果敢なチャレンジが必要不可欠です。金融大波乱と混迷の経済のなかに千金に値する大チャンスが潜んでいるのです。(まえがきより)」

 サブタイトルは「2023年金利・為替・株価を透視する」。金融波乱に対する警戒感が渦巻くが、チャンスは波乱のなかに潜んでいる。2023年の内外経済金融情勢は、圧倒的多数の見解とは裏腹に景気改善と株価上昇が際立つことになるとの見解を表出した。

※続きは4月29日のメルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』」「日本経済が回復する理由」で。


▼関連リンク
植草一秀の『知られざる真実』

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