トヨタ自動車、24年期に営業利益3兆円へ 実現すれば日本初
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トヨタ自動車(株)は10日、2023年3月期連結決算を発表した。円安や販売増加を受け、営業収益(売上高)が過去最高の37兆1,542億円(前期比18.4%増)となった。ただ、資源価格の高騰などの影響により営業利益2兆7,250億円(同9.0%減)、当期利益2兆4,929億円(同13.3%減)となり、増収減益となった。また、24年期の業績見通しでは、営業収益38兆円、過去最高となる3兆円の営業利益を見込んでいる。達成すれば日本企業で初めてとなる。
23年期は、半導体需給のひっ迫や自然災害、コロナ禍などの影響で生産計画が大きく変動したものの、営業強化や原価改善に努めた結果、全地域で販売台数増加を実現。グループ全体の世界販売台数は同1.7%増の1,055万台となっている。
一方、原材料など資材高騰が1兆5,450億円となり、大きな減益要因となった。24年期は半導体不足の影響が緩和されるとの見通しから、グループの世界販売台数については過去最高となる1,138万台を計画している。
【田中 直輝】
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