2024年12月22日( 日 )

JR九州、23年3月期決算、増収増益、鉄道事業黒字化

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 JR九州は11日、2023年3月期連結決算を発表した。売上高3,832億4,200万円(前期比16.3%増)、営業利益343億2,300万円(同770.2%増)、経常利益357億円(同286.5%増)、当期純利益は311億6,600万円(同135.2%増)となり、2期連続の増収増益となった。

 新型コロナウイルスの影響は強く受けた鉄道事業では利用者が回復し、運輸サービス事業の営業利益は25億2,200万円(前期は227億5,200万円の営業損失)と3期ぶりに黒字に転換した。不動産・ホテル事業が営業利益221億700円(前期比22.7%増)と大きく貢献したほか、流通・外食事業も営業黒字に転換した。

 24年3月期の連結業績予想については、移動需要の回復による鉄道旅客運輸収入増や新長崎駅ビルなどの開業による増収を見込み、売上高を4,170億円、営業利益457億円、経常利益 459億円、当期純利益407億円としている。

【茅野 雅弘】

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