2024年12月23日( 月 )

【読者投稿】福岡世界水泳の経費をめぐって

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 NetIB-Newsでは、読者のご意見を積極的に紹介し、議論の場を提供していきたい。
 今回は、来月開催される「世界水泳福岡2023」に寄せられた読者(複数の現職福岡市議)のご意見を紹介する。

A 当初は議会側から大規模スポーツ大会の誘致を促すなかで、2001年に続く世界水泳の開催候補地に手を挙げた経緯がある。当初の説明では開催にかかる経費は全体で90~100億円程度と聞いていたが、コロナ禍による延期などを経た結果、当初想定の2倍以上の経費がかかることになり、市費の負担は今年度予算に計上された分だけでも86億円と高額になった。

B (予算に関して)「話が違い過ぎる」という批判は市議会からも聞かれており、さらには東京オリンビックをめぐる贈収賄事件で批判を浴びた電通が運営を担う今大会とは、距離を置きたいというのが偽らざる心境だ。

C 市は国や県に対して経費面での支援を求めているが、永田町界隈でも「20億円弱といわれる選手権料について、福岡市は当初の経費として想定していなかったらしい」などとその見通しの甘さがささやかれるなど、冷たい対応をされている状況。市の担当幹部職員が昨年、世界水連(当時。現在は国際水連と改称)に選手権料の値下げを含めた交渉をするために渡航したが、目立った成果はなかったとも聞いている。

D 2001年大会は、6つの金メダルを獲得したイアン・ソープなど、大会の顔になる世界レベルのスター選手の活躍もあったが、今回はこれといった注目選手が見当たらないこともあって、直前になっても盛り上がりを欠いている。観戦招待などの案内がきているが、チケットが売れていないのだろうなと心配している。

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