2024年12月22日( 日 )

佐賀空港 軍民共用化に向け工事進む

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佐賀空港 新駐屯地 建設工事

佐賀空港 新駐屯地 建設工事    陸上自衛隊の輸送機オスプレイの佐賀空港配備計画で、防衛省は12日、オスプレイを駐機させる新駐屯地の建設工事を開始。19日にはダンプカーによる土砂の搬入が始まった。

 九州佐賀国際空港はコロナ禍前は熊本、長崎、大分にましてインバウンドが多く、民間空港として目覚ましい発展を遂げつつあったが、陸自オスプレイ配備により軍民共用空港となる。

 これついて、5月19日の知事定例記者会見で問われた山口祥義佐賀県知事は、「今回の防衛省との折衝のなかでも大事にしていることの1つは、あくまで民間空港優先であるということ。これは防衛相にも一貫して認めてもらっている」と述べた。また、米軍の常駐については、「基本的には米軍がそこに駐在することはないと理解している。安全保障環境のなかで、日本の施設は一般的に利用可能。問題はそこに安全保障・防衛政策のうえでの蓋然性、必然性があるか否かであり、それに当てはまらないことが起きたら猛抗議するつもりである」と語った。

佐賀空港 新駐屯地 建設工事 建設中の駐屯地には駐機場や格納庫、隊舎などが新設され、オスプレイ17機やヘリコプター約50機が配備される予定。オスプレイは現在、木更津駐屯地(千葉県)に暫定配備されているが、期限が25年7月までとなっているため、同年6月までの完成を目指している。

【内山 義之】

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