2024年12月22日( 日 )

第12回 鉄筋継手研究会開催

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 2015年9月11日、建築構造物の強度維持に重要な役割を担う鉄筋継手の最新情報を発信している鉄筋継手研究会(事務局:福岡県大野城市、河村貴夫代表)の定例会が福岡国際会議場にて行われた。

 この研究会は、建築構造物の設計・施工・監理に携わる方と情報を共有し、品質・施工・監理などの正しい鉄筋継手の理解を深め、最新の鉄筋継手技術を活用したトータルコストダウンを追求するもの。施工会社がこのような研究会を自ら立ち上げ定例会を行うことは、全国でも珍しいケースである。なお、福岡地区でも建築工事の入札などでCPDの受講実績などが求められ、CPD認定プログラムへの関心が高まっている。そのため、この研究会もCPD認定プログラムを認定、参加者に3単位が与えられる。その恩恵もあることから、会場には90名を超える関係者や受講者が集まった。

第12回鉄筋継手研究会 例会の様子<

第12回鉄筋継手研究会 例会の様子

不適合品のサンプルも展示されている<

不適合品のサンプルも展示されている

 講演は、第1部から3部までで構成され、1部では、同研究会ではおなじみとなった角陸純一氏(清水建設((株)生産技術本部 品質管理部)が登場。鉄筋フレア溶接の品質・施工管理のポイントについて講義を行った。第2部は八木貞樹氏(岸和田製鋼(株))を中心に国土交通省大臣認定した高強度鉄筋「KH785」を使用した、せん断補強筋『スーパーフープ』について説明。第3部は開先付き異形棒鋼『NewJ-BAR』の紹介を山崎博之氏((株)ブレイブ 代表取締役)が行った。

 会場内にはなかなか現場では見ることができない圧接不良のサンプルなども展示。第12回目となる今回の研究会も盛況に終わった。

 次回、13回目となる研究会は、来年春に開催(基礎編)を予定している。

【道山 憲一】

■鉄筋継手研究会事務局 (株)アクティス
〒816-0921 福岡県大野城市仲畑4-2-38
TEL:092-501-5963
FAX:092-501-6651
URL:http://www.aqtis.biz/

 

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