2024年11月21日( 木 )

8/1からタクシー運賃改定 福岡市と周辺都市圏

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 九州運輸局は26日、福岡Aブロック(福岡市、春日市、大野城市、筑紫野市、太宰府市、古賀市、糸島市、那珂川市、糟屋郡)におけるタクシー運賃の改定後運賃を公示した。

 今回の運賃改定は、2022年11月29日~本年2月28日に同ブロック内の89のタクシー事業者から提出された公定幅運賃変更要請を受けて、査定審査を行っていたもの。以下の内容で、本年8月1日(火)から新運賃が実施される。

改定の概要

(1)増収率:10.44%
(2)新公定幅運賃(普通車上限運賃額を抜粋)

新公定幅運賃
新公定幅運賃

 ほかの車種区分の概要や、収支実績および推定収支等の詳細は、九州運輸局HPの資料(PDF)を参照。

(3)初乗距離の短縮制度を適用した場合
 各事業者の意向により、改定後の初乗距離(1.6km)を短縮した運賃を設定することができるが(初乗距離の短縮制度)、今回の改定では、改定後の初乗距離(1.6km)から加算距離(268m)を2回分控除した以下の運賃で実施することも可能となり、近距離利用に対する利便性の向上が期待されるとしている。 

初乗り距離の短縮制度を適用した場合
初乗り距離の短縮制度を適用した場合

タクシー運転者の労働条件の改善

 また、今回の改定公示では、タクシー運転者の労働条件の改善を図るため、各事業者に対して以下の事項を指導するとしている。

① 各事業者において、適切に運転者の労働条件の改善措置を講ずること。
② 運転者の労働条件改善についての考え方を利用者に対して積極的に表明するとともに、運賃改定実施後の然るべき時期において、運転者の労働条件の改善状況について、自主的にその実績を公表すること。

【寺村朋輝】

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