2024年11月22日( 金 )

地域に密着して福岡の企業と人を支え続ける、従業員のメンタルケアサービスも開始

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岡本綜合法律事務所

中小企業・事業者の良きパートナー

岡本綜合法律事務所 代表 岡本成史弁護士
岡本綜合法律事務所
代表 岡本 成史 弁護士

    事業を営む経営者にとって、法律などさまざまな専門知識とそれらを駆使して助言を行ってくれる存在が欠かせない。「中小企業・事業者の良きパートナー」として、経営に関する紛争の予防と解決に向けて法律面から支援しているのが岡本綜合法律事務所だ。同事務所代表の岡本成史弁護士を含む3人の弁護士および6人の事務職員が企業のサポートにあたっている。

 取り扱い業務分野は大きく分けて「企業法務」「不動産法務」「相続(事業承継)」の3つだ。第1の企業法務では、労働関係における同一労働同一賃金、ハラスメント、働き方改革関連法案などの改正が頻繁に行われ、企業はスピーディーで柔軟な対応が求められている。また、岡本弁護士は金融機関や債権回収企業の顧問も務めており、専門知識を生かして企業の支援をしている。

 第2の不動産法務について、岡本弁護士は税理士・宅地建物取引士などの資格も有している。福岡県建設工事紛争審査会委員(会長)を務めた実績もあり、不動産や建設分野にも強く、企業に対して適切なアドバイスを提供できる。

 第3の相続について、企業の事業承継に力を入れている。経営者の高齢化にともない、中小企業の事業承継問題は深刻化しており、後継者不在のまま経営者が他界し、トラブルになるケースも少なくない。事業を停止するか企業を売却するかという選択を迫られることもある。同事務所は生前贈与、相続・遺留分対策、相続税や借入金の保証の問題など各種の課題について、外部専門家と緊密に連携し、ネットワーク化されたサービスを提供している。

EAPサービス
~メンタルヘルスがより重要に

 労働者を取り巻く環境は絶えず変化している。近年では、コンプライアンス・法令遵守だけでなく、従業員満足度の視点も欠かすことができない。従業員満足度は企業の魅力に直結するだけでなく、企業の生産性および業績とも関係してくるからだ。岡本弁護士は、これを実現するためには給与や手当など待遇面を改善するだけでなく、従業員のプライベートの課題・問題・ニーズに応えていくための具体的な仕組みを構築することが企業に求められていると話す。

 従業員満足度に関して、重要な要素の1つが従業員のメンタルヘルスだ。岡本弁護士は「従業員がトラブルや不安を抱えている状態は、その従業員や企業の労働生産性に影響をおよぼしかねず、最悪の場合には離職や職場トラブルにつながりかねません」とその重要性を訴える。メンタルヘルスというと、産業医やカウンセラーによるサポートをイメージするかもしれないが、それだけでは不十分であり、悩みや不安の原因を直接解消するためのサポートが必要である。

 そこで同事務所が始めた新しい取り組みが、従業員支援プログラム(EAP)というサービスだ。従業員が、会社を通さずに、直接弁護士に連絡し、弁護士に無料で相談できるという制度だ。相続、事故、借金、夫婦関係、近隣トラブルなどのプライベート、生活上の悩み事、トラブルについて相談を受けている。ただし、企業が同事務所と契約するサービスなので、会社との問題や職場での問題については相談できない。

従業員を取り巻く課題
従業員を取り巻く課題

 岡本弁護士は「従業員が会社を通さずに相談できることで、個人的な悩みを会社に知られたくないという希望を実現し、そのうえで弁護士を探す苦労を省いて、気軽に弁護士に相談できる機会を設けることで、悩みを解消して心の健康を保つことができます。そしてそれが企業の労働生産性を向上させる好循環を生み出せることと考えています。このように、従業員と経営者の双方にとってメリットが大きいのではないでしょうか」とその意義を強調する。EAPは、人材不足の昨今、離職率の低下にもつながるだけではなく、人を大切にする会社という評価が採用面でも効果を発揮することが期待できる。

 同事務所のEAPは、多くの地元企業に活用してもらいたいという思いから、料金は月額5,000円~(従業員が50名を超える場合は、従業員数×100円で算定した金額。税別)と低額に設定されており、企業にとっても非常にリーズナブルだ。また、顧問先企業には、顧問契約の付帯サービスとして無償で提供しており、顧問料のみで、会社の相談もでき、従業員も自由に相談できることになり、さらにリーズナブルになっている。

 人は生きている限り、相続や介護など家庭の問題や交通事故などのトラブルに直面することもある。そうした法律上の知識が必要となる問題が生じたときに、気軽に相談できる場所があるというのは従業員にとっても非常に心強いものだ。

AIの時代だから重みをもつ、
人が介在する価値

打ち合わせ風景
打ち合わせ風景

    現在、生成AIの普及により、さまざまな仕事の在り方が変わり始めている。法律に関しても例外ではなく、AIが条文や判例などのビッグデータを解析し、肩代わりする作業が増えることが予想される。そうしたなか、法律事務所が提供できる価値は、人が直接対応することにより提供されるホスピタリティやコミュニケーションだ。

 岡本弁護士の相談会や講演などは人が介在することで価値をもつサービスだろう。地域の公的施設や福祉施設などで定期的なセミナーや無料相談会を開催しているだけでなく、(一社)相続診断協会パートナー事務所として相続診断士や他士業と連携した活動を展開している。また、海上自衛隊および陸上自衛隊での「法律制度」についての講師を長年務めており、退職を控えた隊員が一般社会での生活にスムーズに移行できるように、日常生活やお金の使い方などに関連する法律に関して話をしている。

 同事務所が始めたEAPも同様だ。EAPは変動する現代において専門家によって提供される付加価値のあるサービスとして、今後ますます注目されるに違いない。同事務所はこうして、今後も福岡・九州に住む人と企業の健康を、身近な場所で支え続けてくれるだろう。


<COMPANY INFORMATION> 
代 表:岡本 成史
所在地:福岡市中央区天神3-3-5
設 立:2006年10月
TEL:092-718-1580
URL:https://okamoto-law.com


<プロフィール> 
岡本 成史
(おかもと・しげふみ)
1971年生まれ。京都大学法学部卒業後、97年に弁護士登録。税理士・宅建士。大阪の弁護士事務所で弁護士活動をスタート。2006年岡本綜合法律事務所を開設し、経営法務を中心に、不動産や個人の相続にも対応。福岡県建設工事紛争審査会委員、社会福祉法人理事長などを歴任。外国人技能実習生の監理団体でもあるケア・イノベーション事業協同組合の理事も務める。

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