【訃報】前筑紫野市長・藤田陽三氏死去

　前筑紫野市長で、第57代福岡県議会議長も務めた藤田陽三氏が、1日、筑紫野市内の病院で死去した。81歳。

　通夜は2日（水）午後6時から、葬儀は3日（木）午後1時から、ともに「しらゆりセレモニーホール筑紫野」（筑紫野市二日市南3-7-7）で行われる。喪主は妻タマエ氏。

    藤田氏は1942年、筑紫野市生まれ。山口村立山口小学校（現・筑紫野市立山口小学校）、筑紫野町立二日市中学校（現・筑紫野市立二日市中学校）と地元で育ち、福岡県立修猷館高等学校夜間を卒業後、左官業に従事。1974年、第12回「全国左官技能競技大会」において優勝している。

　1987年5月から筑紫野市議会議員を2期、1991年11月からは福岡県議会議員を5期にわたって務めている。2005年2月14日から同19年4月29日まで県議会議長を務めた。2011年1月30日に行われた筑紫野市長選挙に出馬し、初当選。今年1月まで3期12年務めた。

　まさに筑紫野市発展のために生涯をささげた一生だったといえる。市長在任中は公務繁多のなか、当社のインタビューを何度も快く引き受けていただいた。

　地元県議によると、市長退任後も相談にくる地元市議や県議などにさまざまな助言を行い、2日に福岡市内で行われる後輩県議の自民党県議団会長就任祝賀会にも出席を予定していたという。関係者は突然の訃報に衝撃を受けている。

【近藤　将勝】