糸島の暮らしに寄り添う総合建設業者 高品質で快適な住まいを創造

松吉建設（株）

60余年にわたるまちづくりへの貢献

　豊かな自然環境が生み出す美しい景観や山海の幸、福岡市内への交通アクセスの良さが魅力の福岡県糸島市は、自然に囲まれた暮らしを謳歌しつつ、都心部の生活利便性を享受しやすいことから、移住先として福岡県内外から注目を集めている。また、九州大学伊都キャンパスの誕生以降は、九大との連携によって学術研究都市としてのまちづくりも進められており、将来への期待感も高まっている。

　そんな糸島市に拠点を置き、創業以来60年以上の長きにわたりまちづくりへの貢献を続けているのが、総合建設業の松吉建設（株）だ。同社は建築工事と土木工事の2事業を主軸に躍進を続けており、なかでも安心・安全な住まいづくりを強みにマンションや新築一戸建に力を入れている。

    マンション建設では、1988年8月に自社開発の賃貸マンションブランド「ルピエ」の建築販売を開始。博多駅南や警固など、福岡市の都心部で供給実績を上げており、入居者の快適な都市居住の実現に寄与している。無論、ルピエ以外にも、意匠が凝らされたものから高い機能性を備えたものまで、その施工実績は多岐にわたる。

　新築一戸建では、自然のなかで暮らす糸島スタイルの家づくりを展開。（1）結露を防止するLow-E複層ガラス（アルゴンガス封入）の導入、（2）暖かい住空間を実現する硬質ウレタンボード断熱材の使用、（3）耐震性・耐久性・耐火性に優れ経済的な2×4工法の採用、（4）清浄な空気を保つ第三種排気型集中換気システムの導入の「4つの住宅仕様」を通じて、高品質で快適な住空間の創造に注力している。

　長年の建設業務で培ったたしかな技術力と、豊富な知識と経験をもつ同社だからこそ、好適地の選定から企画・設計、施工、維持・管理などのアフターフォローまで、住まいに関する万全のサポート体制が整っている。

寄せられる期待に応え続けるために

    同社は「尊重・信頼・自覚・奉仕」という4つの企業理念を貫き続け、2022年8月に設立50周年を迎えた。大きな節目の年に、全45区画の分譲地、グリーンタウン前原駅西の開発に着手。糸島市の玄関口、JR筑肥線・筑前前原駅まで徒歩10分という好立地に、敷地面積全区画60坪以上という稀少な住環境は、地元に根付いた活動を続ける同社だからこそ用意できたといえる。

　「お孫さんまで暮らせる資産価値の高い家」をコンセプトに掲げる松吉建設の住まいづくりは、地元住民はもちろん、糸島で新生活をスタートさせる子育て世帯からの人気も獲得しており、グリーンタウン前原駅西に続き、グリーンタウン波多江駅（全13区画）も好評を博している。

働きがいをもてる労働環境を整備

　また、同社は住まいの提供だけでなく、SDGs（持続可能な開発目標）にも積極的に取り組むことで、暮らしそのものを支える企業としても飛躍を遂げている。近年では、子ども食堂の支援を目的に「子ども食堂応援私募債『希望の環』」を発行し（発行額1億円）、未来を担う子どもたちの健やかな成長を後押しするなど、多方面から地域への恩返しを実行している。

　SDGsの理念に賛同し、企業活動の一環として取り入れてきた同社は、20年3月、17のゴールのうち1、2、3、6、8、11、12、13の8項目の取り組みが（公財）九州経済調査協会によって認定された。認定された8項目のなかでは、とくに「働きがいも経済成長も」という8番目の項目に力を注いでいる。そこには、いわゆる3K労働のイメージが根強い建設業界を労働環境の改善により、若い人材の確保と定着を促すことで、余暇の時間も存分に楽しめる新しい業界に変革したいという思いがある。

    この思いは、「働き方改革は人生改革」とも断言する松吉社長ならではの経営方針のもと、しっかりとかたちにされている。同社では働きがいを重視し、家族手当や資格手当、通信費手当など7つの手当を完備することで、社員のやる気をバックアップ。手厚い福利厚生は組織の一体感を強める一因となっており、現場への直行直帰が多いなかでも、月に1度は必ず社員が集まり情報交換を行うなど、社内のコミュニケーションが図られている。入社後もわからないことは先輩や上司に気軽に教えてもらうことができ、相談もしやすい環境となっている。失敗してもすぐにフォローできる体制が構築されており、抜群のチームワークを発揮している。

　21年にはイギリスの情報誌『MONOCLE』（モノクル）が実施した「魅力的な小都市ランキング」で世界3位に輝くなど、世界からも注目を浴び、人口も増え続けている糸島市。受け皿となる住まいに対する需要も相応に高まっている。住まいづくりにおけるクオリティの維持・向上はもちろんのこと、SDGsなど世界の潮流にも柔軟に対応し、社内外における革新的な取り組みも怠らない松吉建設は、糸島生活を始める際の、信頼できるパートナーといえる。

＜COMPANY INFORMATION＞ 
代　表：松吉　繁孝
所在地：福岡県糸島市千早新田140-8
設　立：1972年8月
資本金：3,000万円
ＴＥＬ：092-323-3960
ＵＲＬ：https://www.matsuyoshi-k.co.jp

＜プロフィール＞ 
松吉　繁孝（まつよし・しげたか）
1951年11月29日生まれ、福岡大学卒業。73年、ヤマウセメント製品工業（株）に就職。75年、家業を手伝うために松吉建設（株）に入社。99年、代表取締役に就任。趣味はゴルフ。