チャイナフェスティバルin 九州が福岡で開催
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「チャイナフェスティバルin九州 国慶節中国文化デー」が23、24日に福岡市の天神中央公園で開催された。近年はコロナ禍でイベントが自粛・制限されていたが、今回、福岡の中国関係のイベントとしては久しぶりの屋外での大規模イベントの実施であり、1978年に締結された日中平和友好条約45周年の記念事業ともなったことから、福岡で日中交流に携わる多くの関係者が集まった。
会場に特設されたステージでは、宝塚歌劇団OGによる歌劇や和太鼓の演奏から、中国の伝統楽器の演奏や京劇、舞踊などのパフォーマンスが披露され、来場した市民らは双方のさまざまな文化に親しんでいた。
中国で映像作品を撮り続け、中国人の間で非常に高い知名度を誇るドキュメンタリー監督の竹内亮氏も来場し、会場を盛り上げた。日中平和友好条約締結の1978年生まれの竹内氏によると、中国人と交流するうちに火鍋が好きになり、中国語ができないにもかかわらず本場の四川省成都市に単身乗り込んで火鍋料理店を開いた福岡県出身者がいるといい、国際交流の事例として紹介していた。また、竹内氏は現在中国で活動する日本人俳優を主軸に撮影をしているとのことで、今後作品の公開が期待される。
ステージと聴衆のテーブルを取り囲むように開設されたブースは約40。中国各地のグルメや文化などを紹介するブースが集結していた。生地を刀で削って麺のかたちにする「刀削麺」や今年中国で人気を博している山東省淄博(しはく)市の串焼きなど、日本では食する機会の限られている料理を提供するブースも出ており、中国人が日本の友人に自国の食文化を紹介するやり取りなども聞こえていた。
主催団体の1つ、九州華僑華人連合会によると、2日間でのべ約10万人が来場したほか、中国の新華社通信が行ったライブ中継を約20万人が視聴したという。同連合会の奥薩卓瑪会長は2日間の活動を振り返って、「多くの人に会場にきてもらうとともに、中国からも多くの人に見てもらい、楽しんでもらうことができた。九州には多くの華僑華人が住んでいるが、こうしたイベントは多くない。今後も毎年開催していければと思う」と話してくれた。
同フェスティバルについては、動画でも改めて紹介する予定。
<主催>
九州華僑華人連合会、九州中資企業協会
<後援>
中国駐福岡総領事館、福岡県、福岡市、全日本華僑華人社団連合会
<共催>
T&K(株)、(株)C&E、フィリアウェルスエンターテイメント(株)【茅野 雅弘】
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