2024年07月16日( 火 )

8月の九州への通常入国者数が初めてコロナ禍前実績を上回る

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 九州運輸局の25日付け発表によると、8月の九州への外国人入国者数の速報値※は27万2,036人で、2019年同月の19万2,670人に対する比率で141.2%と、コロナ禍前の同月実績を初めて上回り、引き続き回復傾向を示していることが分かった。

※1:速報値は、船舶観光上陸許可(法務大臣指定のクルーズ船で簡易な手続き)による入国者数を除いた通常入国者数のみの数値。

 通常入国者数は、今年に入って回復傾向にあり、7月は26万6,019人でわずかに19年同月の実績(26万6,205人)におよばなかったが、順調に増加した結果、8月で大幅に上回ったことになる。ただ、19年8月以降は日韓関係悪化により訪日韓国人数が大幅に減少したという背景もあった。

 今年1月~8月までの九州への入国者数の推計値※は187万8,894人となり、このペースで行くと、15年の283万人超を上回る可能性が高い。

※2:1~6月までの入国者合計(船舶観光入国者を含む確定値)と7、8月の速報値を合わせた数値。

【寺村 朋輝】

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