【福大朔独裁政権崩壊(18)】現役学生の寄稿(1)一学生が興味を持つまで
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今回は現在福岡大学に籍を置く学生から寄せてもらった文章を掲載する。同学生は「徹底告発/福岡大・朔学長の裏面史」シリーズの記事を見て、大学の現状に驚くとともに、実状についてもっと知りたい、大学が良くなって欲しいとの思いから、当社の情報提供の呼びかけに応じてコンタクトを取ってきた。そしてその後も不定期に記事に関する感想や情報を寄せてきてくれた。
なお、文末の署名は学生の思いを体現した仮名としている。なぜ興味を持ったのか
データ・マックスから、福岡大学についての記事を書かないかとの誘いをいただいた。当初から気乗りだったわけではないが、「大学側に学生の意見を伝えたい、福大がもっと良くなってほしい」という一学生としての願いをこめて、数本記事を書かせてもらった。
2022年7月、とある記事を大学の友人から教えてもらった。福岡大学の学長である朔啓二郎の告発記事、【徹底告発/福岡大・朔学長の裏面史】序文 現学長による「大学私物化」である。この記事を読んだとき私は、日本大学の理事長の問題を思い出した。福岡大学は、日本大学ほどの規模ではないが、人数も多いマンモス大学で、両校ともに医学部を有する総合大学という点でよく似ているように感じた。「まさかうちの大学でこんなことが」と思った。
私が福岡大学に入学したのは、国立大学に落ちたためというのが正直なところだが、一方で人数が多くいろいろな人と触れ合うことができ、そして九州での就職に強いと思い選んだのも確かだ。私は九州のとある田舎出身で、親から仕送りをもらいながら学校生活を送っている。理系の学部で、学費はある程度高い。毎日のように朔学長に関する記事が出て、こんな人が学長の大学に入学したのかと非常に恥ずかしくなった。こんな大学に学費を払ってもらうのは親に対して非常に申し訳なく感じている。
1番恥ずかしかった経験は、高校の友人から朔学長の記事が送られてきたことである。「福岡大学学長の記事やん(笑)」と。この時、「ああ、福岡大学の悪いことがみんなに知られているのだ」と非常に悲しくなった。私はある程度大学にも慣れ非常に楽しい学校生活を送っており、福岡大学にたいして「母校愛」というのも少しはあった。そのため、福岡大学はこのままでいいのだろうかと、不安を覚えた。
福岡大学への思い
そのため、福岡大学がどういう状況なのか教えてもらおうと、データ・マックスに連絡をした。すると、すぐに返信があり話を伺う機会を得た。そして、福岡大学が「終わっている」ということに気づいた。朔学長の件、そして内部のガバナンスの欠如。数えたらきりがないほど問題点があった。学生として大学の内部のことを知れたことはよかったが、聞きたくなかったとも感じたことを覚えている。
私のような一学生ができることは思いつかなかったが、福岡大学のために何か行動しようとの想いから友人などに話をした。しかし、友人たちは何も興味を示さなかった。興味を示さないということは、福岡大学への「母校愛」がないことの裏返しではないだろうか。それもそうだろう。彼らからすれば大学側から何かしてもらったという感情はないからだろう。学生にとっては良い大学ではないのだろうと思う。
【七隈 正義】
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